・「RAGE節とも言える個性が判れば。。。」
近頃、第2期トリオ編成の一角を担っていたドラマーのマイク・テラーナ(YNGWIE、ARTENSION、AXEL RUDI PELL、etc・・・)がよもやの脱退。後任に現SILENT FORCEのアンドレ・ヒルジャースを迎えた、とのニュースが話題の独産ベテラン・パワー・メタラー、日本デビュー3作目のアルバムがコレ。
02年ってなってるけど、もともとは92年の作品。リマスターされたみたいだね(^。^)
今のRAGEはヴィクター・スモールスキ(g:元MIND ODYSSEY)のカラーがだいぶ反映されていて、より普遍性のあるヘヴィ・メタルになってきているが、日本デビュー作となる89年の「SECRETS IN A WEIRED WORLD」以降、「BLACK IN MIND」発表前までの第1期トリオ編成時代作品は、とにかくリフを一瞬聴いただけで「あ、RAGEだ」と判る唯一無二の独創性が光っていた。今も他のバンドに比べれば十分ユニークなメロディ遣いだし、聴けばすぐにRAGEだとわかるものだが、以前ほどのクセはなくなっている。
なにせリフが異様でメロディも独特。やたら耳にひっかかる特異なギター・メロは一旦理解できるようになるとクセになること請け合い。しかし、これが良くも悪くも強烈な個性となっていたため、HELLOWEENなどのストレート操系タイプに慣れてしまっているリスナーには受け入れられにくいバンドだった。実際、「現在の作品は聴けてもこの時代の作品はイマイチ魅力が判らない」とするリスナーが多いのも事実。
だが、ACCEPTの名曲“Fast As A Shark”のカヴァーを始め、#2“Solitary Man”や#3“Enough Is Enough”は未だにライブで盛り上がる人気ナンバーであり、やはりこの独特のカッコよさは今のナンバーには感じ得ないモノだ。
なんか最近似たようなメタルばっかで面白くね〜、と感じている諸氏にはオススメのバンド。メタル初心者には判りにくいだろうけど・・・。あくまでメタル中級者〜ってことで^_^;
・「楽曲の出来に感服!」
収録曲が多いにも拘わらず楽曲が非常に充実している。私見だが、ミュージシャンにとって最も重要なものは、テクニックでもカリスマ性でもなく作曲能力である。その点、RAGEは他の追随を許さぬものがあり、このバンドの最大の魅力である。
演奏に関しては、ウマくはないと思うがギタリストが味のあるいいプレイを聴かせる。いわゆるギター・ヒーロー・タイプではなくセンスを感じさせる職人肌タイプであるが、痒い所に手が届くプレイだ。惜しむらくはギターの音が小さく、他のアルバムと比べて線が細いことだ。
・「☆It’s RAGEOUS-SOUND!!!!!☆」
ジャーマンメタルの中で一際異彩なサウンドを鳴らすバンド、RAGEの第二期3人編成の円熟期の作品。前作がキーボードが入り、本来のサウンドと異なる趣向のものだったため、その反動か、今作は従来の質実剛健なサウンドでアルバムを一気に駆け抜けていく。ギター、ベース、ドラムという最小編成であるがゆえシンプルなサウンドであるが、それでもパワー溢れるサウンドでとにかく曲が粒ぞろいで暴れるにはもってこいの一枚!!!。日頃の鬱憤をこのアルバムを聴いて晴らして欲しい。☆☆☆
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