・「Tony Joe Whiteの最高傑作」
文句なしに彼の最高傑作でしょう。歌詞も深い意味がありますが、まずはTonyのうなり声と足踏み、渋いギターを楽しめば良いと思う。ブルースやカントリーなどいろんなジャンルが混じり合っていますが、Tony独自の世界を展開しています。泥臭い音楽で男の汗の臭いが感じられます。
・「スワンプ・ロックの傑作アルバム」
スワンプロックの代表的シンガー、トニー・ジョー・ホワイトの大傑作アルバムです。 男臭く朴訥な歌唱ですが、それが人生の悲喜こもごもを表現した曲とよくあっていて、アコースティックな音作りとあいまってとても誠実さを感じさせます。 一曲目のI've Got a Thing About You Babyはエルヴィス・プレスリーにも取り上げられたとのことで、大変美しいメロディーの曲です。 わたしがとりわけ好きなのは最後の曲「Gospel Singer」です。 お金の為にゴスペルを歌っている男が聖人扱いされることに疲れきり、ついに歌を聴きに集まって来た貧困者や体の不自由な人の前で「俺は金のために歌っているんだ」と叫んでしまうという、なかなか深刻な内容のストーリーですが、けっして感情過多にならず淡々とした調子で語られています。 初めてこれを聴いたとき、とてもよくできた短編小説を読んだようなショックを受けましたが、いまだに聴く度にジーンとしてしまいます。 この曲に限らず、トニー・ジョーの曲は人生の悲喜をあまり大袈裟にならない朴訥な調子で歌っているものが多く(6のようにファンキーな作風のものもありますが)、形式的にはともかくとてもブルース的な色合いが強い作風だと思います。 飽きるのが怖いという理由であまり頻繁には聴かない、私にとっては特別なアルバムですが、トニー・ジョーにとってもおそらく最高傑作ではないでしょうか。
・「スワンプフォックスの最高傑作」
Tony Joe Whiteという人は良かれ悪かれ「ポークサラダアニー」の影を一生引きずっていく運命にあるのだろうと思いますが、本質的には南部音楽のチャンプルー的なルーツを持ったシンガーソングライターです。しかしながら、この人は一歩間違えば油ギッシュな白人版バリーホワイトにもなってしまう危うさも持ち合わせており、その辺のバランスが見事にマッスルショールズリズムセクションのバックで引き締められ、若干カントリーフレイバーも散りばめられた本作品は曲の出来の良さと相まって、彼の最高傑作と呼ぶにふさわしい。このアルバムが好きになれば、Eddie HintonゃDonnie Frittsも貴方のコレクシヨン対象となるでしょう
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