イマジン ~ミレニアム・エディション~ ( リミックス&デジタル・リマスタリング盤 )
ジョン・レノン(アーティスト), ヨーコ・オノ(その他)
・「イマジンという神秘性」
「ジョンの魂」のヘヴィでストレートなサウンドによって、それまでのビートルズ・ファンの 度肝を完全に抜いたジョンは、次作ではもっとソフトに、そして個人史性を控え目にして、 『愛こそすべて』のように、もっとワールドワイドなメッセージ性のある作品に仕上げたかったに違いない。 そうして実現した『イマジン』の歌詞は、今や完全に「愛と平和」の代名詞みたいに言われているが、 実は本当にささやかな心の状態を歌った、極めてパーソナルなメッセージ・ソングなのだ。 これほどシンプルで分かりやすく、しかも独立した精神性を表現しようとする歌詞はポピュラー史上かつて無かった。 『イマジン』は個人の内部から世界を変えていこう、という過激な呼びかけだ。悪しき大衆性から、 個の精神の独立を計る起爆剤だ。 掴み所のない大海のようなポップ=大衆性の中で、個人性を歌える希有な存在がジョン・レノンだった。 小難しく難解な歌詞を弄ぶだけの、または脳天気でセクシャリティー頼みの、まるで「日々の泡」の ような凡百のミュージシャンが群れる中、たったひとりで世界に立ち向かえる大衆性を持っていた 天才はジョン・レノンただひとりだった。 孤高の天才はいっぱいいるが、「孤高の大衆」はジョンだけだ。 あの「愛と平和」がもはや軽薄な言葉にさえなり果てている現在、「愛」と「平和」を個人の心の中で解体し、 その実質を強固に再構築するためのマントラとして、『イマジン』は無限の創造力を我々に与えてくれる。
・「不思議なことばかり続く。」
今、このレヴューを書いてたら消えてしまった。ジョン・レノンが何か言いたいらしい。何を書けばいいの?想像してみるよ。
「オー・マイ・ラブ」は、吸い込まれそうな歌。蒼い空に。「イマジン」は、反戦歌に使う人もいるけど、ほんとはそうじゃない。想像してほしい、ただ、それだけ。
歌は、魂と魂の架け橋。ダブルレインボーのように。
ヨーコさん、感謝します。
追記・今日「サークルレインボー」を観ました。ジョン・レノンは、「サークルレインボー」のように「太陽」を中心に生きとし生けるものが手を繋ぐことを望んでいる、そう感じました。サークルレインボー、世界は繋がる。(2007.9.12追加)
わたしは、反戦歌だと思ったのに「違う」と書くのはなぜだろう。ジョン・レノンが争いのない「環」の世界を望んでいるのは確かだ。
ジョン・レノンの誕生日に「イマジン・ピースタワー」が10月に完成する。そこへ「夢」や「希望」を託すと叶うという。
何をあなたなら、託しますか?
・「ジョンがこのアルバムで表現したかった事について。」
ジョン・レノンは邦題「ジョンの魂」で父親や母親との決別、自分自身を内省した上での「労働者階級」であること、そしてその上で敢えて「「労働者階級の英雄」と歌えた自分への讃歌、一方では「Hold On 」に見られるジョン自身への「しっかりしろ!」発言、更には「God 」から読み取れる「今まで信望してきた全てへの決別…とりわけ、最後に述べられる「ビートルズへの決別」」…こうして、彼は人間「ジョン・レノン」として格段の評価をされた…そう僕は当時のジョンを評価しております。
さて、この「イマジン」ですが、ジョンは一変して今まで向けていた批判の対象を今度は世界へ向け出した…そういう意味では「愛と平和のジョン・レノン」を確立したアルバムである、そう感じています。
イマジン、これは相当に評価が分かれるのでしょうが…ジョンは単に「想像してみてよ。」と言っているだけです。そして想像した結果、ジョンは「僕を夢想家と思う人、それはそれで仕方がないけれども…僕だけではないのだから、いつか、僕らの考え方に同調してね。」と優しく諭している、そういうジョンがここにはいる…そういう事であります。
このアルバムで僕が衝撃を受けたのは…2曲ですね。「ジェラス・ガイ」と。そして「オー・マイ・ラヴ」でしょうか。「ジェラス・ガイ」。これは男の一番ひ弱な部分を歌っている、一番女性に優しく語った曲ですね。これを取り上げたブライアン・フェリィは素晴らしいアーティストですね。何故なら自分自身の男としての弱さを完璧に分かっているから、だからロキシー・ミュージックとして追悼で発表されたこの曲は全英1位を獲得したのでしょう。
一方、「オー・マイ・ラヴ」。これは世界観がどんどん拡がっていく所にジョンの詩の素晴らしさがあります。「風、木々、雲、空」と一番では歌われ、そして「悲しみ、夢、命、愛」と歌われる2番は珠玉の歌でありますね。
他にも加えたい評価はたくさんありますが、評論家のための曲群ではないので…この「イマジン」を堪能して下さい。
ジョン、まだね、戦争も、争いも終わらないのですよ。どうしたら良いの? …ジョン。ジョン!
・「本当は、地球上での、戦争の直前にレビューを書きたいとこだけど」
この「imagine」のレビューを書くにアタッテハ、相当な予習復習をすべきである。しかし、それでは、賢明なるこのサイトをみてる方々の印象に残らない。その為、手短にこの稿を終えたい。 それに加えて、何について、書くのかと言えば、誰もが認めざる得ない人類史上最高の傑作である「imagine」が、タイトルナンバーであるこのフルアルバムである。
トニカク、手短に済ませたい。 作詞家志望である私は、人に恋する度、もしくは、人を愛するたび「OH,YOKO」の替え歌を創るだろう。
そして、戦争の危機が、ホントウノキキが来る度、このアルバムをフルボリュームでカケルダロウ。
そして、いつか、夢のD.J.になれたなら、戦争のキキのチョウコウがホンノ僅かでも、みられたらこのフルアルバムを世界中に流すだろう。
レノン、美味しい酒を飲みながら、オロカナル人類、戦争をやめないオロカナル人類を見守って欲しい。 半眼のマナコでね。
・「サイコサイコッYEAH!」
ジョン最高っす!なさけねー「JEALOUS GUY」はまりまくり!男は生麦食えるっすか?って俺疑いありしもジョンは確実、生麦食えるっすよ!
・「リミックス&デジタル・リマスタリング盤でこれ!?」
個人的には持っていても損は無いと思うアルバムです。ですが音が悪い。。。リミックス&デジタル・リマスタリング盤でもこの程度!?という感じです。原音が悪ければどうしょうも無いみたいですね。
個人的にはイマジンの伴奏の音割れだけでも何とかして欲しかったです。
・「聖人」
「ニューヨークに落ち着いたジョンが、改めて愛と平和の祈りをこめて作りあげた傑作」との声が多いのは、繊細かつ歴史的なタイトル曲があまりにジョンの代名詞視されてる為ではないだろうか。しかし、それはこのアルバムの一面に限っての話で、ポールに辛辣な豚と遊ぶ写真やら直接的に揶揄した‘ハウ・ドゥ・ユー・スリープ’やら悪意だらけだし、だからこそジョン・レノンなのだ。
・「そして私は愛を知った」
前作ジョンの魂で心臓を突き破る衝撃を受けたビートルズ現体験者は本作によって初めてジョンの心根を知ることとなった。ビートルズを信じない 自分とヨーコだけを信じる(God)。この言葉に私はうろたえ、説明の出来ない悲しみと痛みに襲われた。メロディーが頭を過ぎる度に涙が溢れた。その彼が本作ではこう歌う、ああ愛しい人 生まれてはじめて 僕の目は開かれた 僕の目は見えるようになった 生まれてはじめて 僕の心は感じることができる (Oh My Love)。ビートルズのジョンではなく、ありのままのジョン、一人の人間ジョンがここにいる。しかも尊いかけがえのない愛を見つけて。ビートルズの解散は辛過ぎる事だったけれども、私も見つけよう、こんな愛を。イマジンは私の礎となり、ジョンが益々好きになった思い出深いアルバムです。
・「多くの人が聞いて(hear)来た名作だが、どれだけの人が聴いた(listen)か」
ある友人に言わせると『ビートルズ世代』といのは1955年生まれまでだそうで、僕はギリギリ入れてもらえない。が、時は流れ、『ビートルズ世代』が今の社会を支えている一角になっている。その中には、このアルバム、とりわけ表題曲を愛してきた人も多いはずである。
でも、この曲に込められたジョン(と多分ヨーコ)の、懸命のメッセージと現実の社会の動きとの乖離は進むばかりである。卑小なナショナリズムばかりが蔓延して、いまやその活動の影響が直接的に地球という我々にとって唯一の棲み家である小さな惑星の環境をも大きく変えるにいたった今、また、僕が生まれてから一貫して「あと40年」で枯渇すると言われつづけた石油資源も、あと数十年は大丈夫かも知れぬが有限であることに変わりはない。中国などの消費量の急増があるけど、いわゆる発展途上国の人々にも「豊かな生活」を営めるようになる権利はある。が、現実の社会は戦争(極めて無駄な破壊行為)と利益の独占による貧困、感染症による中世のペストにも似た人口減の可能性もある。
そういう中で、「戦争」というあらゆる意味で無駄な行為(トマホーク1発の値段でどれだけの人を救えるか?)に気づいたはずの日本も、ひたすらに逆の道を歩もうとしている。"Imagine"のメッセージを聴きこんだ人間のやることじゃない。「しょせん歌の世界、そうはいかないさ」と見切ることが「大人」だというなら、私は生涯、「大人」にはならない。そして、ジョンのメッセージを忘れることはしない。
・「メッセージ性が確立」
1971年10月8日発表。1971年6月~7月にかけて、ジョンはティッテンハーストにあったジョンとヨーコの自宅で本作のレコーディングを開始する。前作『ジョンの魂』と同様に心の中を歌っているが、よりメッセージ性が強まっていく。
ジョンとヨーコの『ラブ・アンド・ピース』は『平和は愛のもう一つの言葉』という考えから出発している。そしてその考えが到達したメッセージが『イマジン』だ。ジョンは1964年に発表されたヨーコの作品集『グレープフルーツ』にそのヒントを得たと言われてる。
作詞原稿はジョンが当時頻繁に訪れていたニューヨーク・ヒルトン・ホテルのメモ用紙に残されている。ただ、中間部の8小節の歌詞はまだなく、『8』という数字が書かれているのみだ。作曲に使われたスタインウエイの白のアップライト・ピアノは今あのジョージ・マイケルの手にある。『イマジン』と『ジェラス・ガイ』が名曲だ。
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