・「☆☆ 素晴らしいピアノ・ソナタ集 ☆☆」
本当に 素晴らしい演奏です。
他のピアニストのように簡単に感情に流されて弾く事も出来たでしょうが、バッハの曲でも勉強したように?シフ・アンドラーシュさんは私の期待を裏切ること無く、確りと 楽譜を読込み つつも、機械的な冷たさに陥ること無く
非常に豊かな 感情表現・転調の奇跡・デュナーミク(強弱)を聞かせてくれます。
安心して聴いていられる数少ない(シューベルトの)☆☆☆ 素晴らしい ピアノ・ソナタ集です ☆☆☆
他のレヴュアー様も書かれている通りベーゼンドルファーでの演奏が功を奏しています。
スタインウェイだったら、もっと鋭く、突き刺さるような音色が出たでしょうが、それだったら機械的な 冷たい高音・低音の金属製の 椅子に座るような物だったでしょう。
このベーゼンドルファーでの演奏は柔らかい極上のソファーにゆっくり腰掛けるような「豊かさ」を感じさせてくれました。
私の好きなピアノ・ソナタ第20番 イ長調では特に何物からも解き放たれた様な崇高さ自由さありがたさを感じた物です。
ああ何て発展性のある天才作曲家シューベルトを若年で失ってしまったことか!
悔やまれてならない!
もっともっと長く生きて多くのピアノ・ソナタを書いていたならきっときっと
ずっとずっと
不思議な曲を
今の私たちは耳にしただろうに。
・「美しい、本当に美しい」
シューベルトのピアノ作品の中核をなすのが数々のピアノソナタであるが、十分に整理されていなかったため、世間での知名度が低い事は残念だ。この全集ではスタンダードな通し番号方式で全21曲に整理し、曲を何番という風に呼ぶので理解しやすい。シューベルトが存命中に出版されたのはわずか3曲にとどまったらしいので、彼は何と運の悪い作曲家だろう。
これら全21曲のピアノソナタ群はロマンの香りの高い大きな遺産だ。モーツァルトやヴェートーヴェンのピアノソナタ集と同列に論じても良い堂々としたものだ。これらの録音を行うという事は、この素晴らしい曲の世間での認知度を高める事につながる。
バッハを得意とするシフの演奏姿勢は、楽曲の研究から始まる学者肌のものだ。演奏にはピリピリとした緊張感を感じ、古典音楽を得意とするのにロマンの香りが高い秀逸なものだ。繰り返し記号の部分は忠実に繰り返している。彼の演奏の真価が分かりやすいのは18番ソナタ「幻想曲」だ。ゆったりとしたテンポでppで語りかける彼のピアノは荘厳で宗教的ですらある。
全21曲を卓越した緊張感をもって聴く事の出来るシフのこの全集は音楽ファンの宝だ。録音も非常に優れており、ヴェーゼンドルファーの選択も成功している。
・「シューベルトの世界を余すことなく伝える」
シューベルトのピアノソナタの全集録音はなかなか困難なものだ。なんせ初期から中期の作品の多くが未完であり、後年になって独立したロンドなどを含めて編算された経緯もあり、ピアニストが楽曲自体を規定するシェアがきわめて大きい。
アンドラーシュ・シフの全集は、中にあって、もっともしっかりした全集といえる。欠番である第10番以外すべて収録している。例えばリピートなどもすべて行っており、反復を行わない事でほんの1小節でも失われる事なく収録している。
例えばソナタ8番のように1楽章の途中で終わる楽曲も収録している(しかも、この「途中まで」の音楽のはかなくも美しいこと!)演奏そのものも素晴らしく、アクセントも鋭さを控えて流線型のまろやかな輪郭で、それでいてダラダラする感じはまったくない。さすがの集中力。
ピアノはベーゼンドルファーを使用。とてもソフトで美しく、かつ芯がきちんとした見事な響き。しかも全曲デジタル録音だ。
村上春樹の小説「海辺のカフカ」のテーマ曲とも言えるニ長調のソナタ(第17番)のとりとめないながらも不思議な決して完結しない美しさも見事に表現されている。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。