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▼ショパン:バラード.幻想曲:詳細

ショパン:バラード.幻想曲

ショパン:バラード.幻想曲
ツィマーマン(クリスティアン)(アーティスト), ショパン(作曲)

▼クチコミ情報

・「バラード集、舟歌、幻想曲
まとまったバラード「集」としてはこのツィマーマン盤が最良なのではないでしょうか。全体的に穏やか路線の彼には、詩情豊かなバラード集はピッタリと言えるでしょう。第1番は他の名演(ミケランジェリ等)に比べると、冗長で無駄が多くしつこい気も。第2番・第3番…特に第3番の完成度は素晴らしく、瑞々しいタッチで流麗に描かれます。これ以上の演奏はなかなか無いと思われます。第4番は前半など「静かに歌わせる系」の部分は大変素晴らしいですが、後半は鈍重でパワー&スピード不足か。

彼はとにかく強奏が鈍重で、切れ味や抜けが悪く、バラードだったからこそ良かったものの、スケルツォやポロネーズなどは苦手でしょうね…(ショパン弾きとしてオールラウンダーではない)。逆に、幻想曲は持ち前の腰の重さが上手い具合にハマる結果となり(?)大変素晴らしい!全く完璧で、壮大なスケール、奇跡の名演に仕上がっています。他の方も仰っていましたが、バラード第3番と幻想曲がこのCDのベストテイクだと思われます。私は昔から「ツィマーマンのショパンはバラード第3番と幻想曲」と思っていたのですが、レビューに私と同意見の方がいらっしゃった事に驚きです。

…皆さんお待ちかねの舟歌ですが、せっかく前半は素晴らしいのに、なぜ後半急いでしまったのかなあ…。感動に浸る余裕もなく曲が終わってしまいます。

バラードと幻想曲は星5つ、舟歌は星3つ、間をとって星4つ(笑)

・「完璧すぎる
ショパンの難曲を完璧に弾いているツィマーマンは凄い。個性を出すという意味では、他のピアニストの方が上だと思うが、これほどまでに「完璧さ」を求めたピアニストはツィマーマン以外にいないだろう。

バラードの4番、舟歌、幻想曲は惚れ惚れする。この3曲については、私はツィマーマンがベストだと思う。

・「こういうバラードもありでしょう。
 概して評判がいいとはいえ賛否両論のツィマーマン(ツィメルマン)のバラード集。聴いてまず最初に感じるのは今までにないアプローチの仕方をしている点でしょう。この点に専ら神経が行き、感動される方が多いのではないでしょうか。しかし、聴き込み、聴き比べをするにつれて、様々な点が見えてきます。 私の率直な感想では、いい意味でも悪い意味でも完璧主義のツィマーマンらしい演奏だと思いました。そしてツィマーマンは本当に己をわかっているピアニストであることが改めてわかりました。持ち前の音の美しさに加え、音響も研究し、曲の構築の仕方は他に例がないアプローチであり、感嘆するものがあります。しかし、ピアノ協奏曲、リストのピアノソナタでもわかるのですが、決してツィマーマンは技術的に秀でている人ではなく、特にバラード1番のコーダなどの急速なパッセージでは常にセーブをかけているため、思い切りが足りず、覇気に欠けています。また、音色、休符の役割、構築を追求しすぎたせいか、人工物的な感じが前面に押し出され、ひどく表面的な演奏であることも否定できません。とりわけバラード4番、舟歌では顕著でしょう。曲の可能性が狭められた感じすら受けます。他方、バラード3番、幻想曲はこのツィマーマンのアプローチが完璧にはまっている印象を受けます。特にバラード3番の美しさはツィマーマンでなければこれほどまでに引き出すことはできないでしょう。 いろいろと書きましたが、これまでに出たバラード全集の中では傑出した水準にあると思います。よいか悪いかは別として、もっとも現代的な演奏でしょう。

・「最高のバラードです。
最近、このCDに対して否定的なコメントがあるようですが、このツメルマンの演奏が理解できない方は、バラードに対して、さらにはショパンに対する理解が浅いと言わざるを得ません。それぐらい、このCDにおけるツメルマンの演奏はパーフェクトです。

・「最低
バラード1番はいかにも勿体ぶっていてうっとうしい。バラード2番はこの曲の不人気に拍車を掛けそうな極めて凡庸な演奏。バラード3,4番は弱音過多でいかにも弱っちい。舟歌は最初から最後まで最悪の演奏。幻想曲も音楽自体に推進力が無く、聴いていて非常に苛立たしい。

今まで聴いたバラード録音の中では最低ランクの演奏。駄演、凡演として知られるアシュケナージやポリーニの録音より酷い。

・「ショパンの難解さ
ショパンの大曲は、聴く側にとって非常に難しい。ショパンの大曲を紹介してくれる盤がどうしても欲しくなる。一回聞いて即座にわかるような演奏に出会いたいのであるが、ポリーニ1968年のバラード第1番など実に数が少ない。このツィマーマンの盤は第2番では決定盤だと確信できる。アシュケナージの指を押しつぶしていく無慈悲な戦車を思わせる演奏で、アシュケナージが可哀想で泣きそうになった。第3番は、各部分の旨みを存分に味わうことのできるアシュケナージと、各部分を自然な流れでクライマックスへと構築していくツィマーマンで好みが分かれるところであろう。ツィマーマンのppやpの目立つ演奏を聴き感じたことは、バラード第4番は前の3曲のように華々しいドラマを聴かせる曲ではなく、霧が炎へ、炎が霧へと化す夜想曲だということである。曲全体のわかりやすさではルービンシュタインを筆頭にあげたいが、クライマックスのわかりやすさ、上手さではツィマーマンに敵う者などこの世にいるはずがないと思える。幻想曲は非常にわかりやすく、爽快だ。ブルックナーほどの時間で、ショパンの難解さをツィマーマンの美音とともに程よく楽しめる名盤である。

・「ショパンのバラードの最高峰
ツィマーマンのピアニストとしての魅力が凝縮された一枚。曲全体を見渡す知性。真摯な研鑽に支えられた確かなテクニック。豊かな人間性が感じられる表現力。このピアニストを魅力的なものにしている全ての要素が最高レベルで結実した奇跡のようなCD。

・「舟歌
舟歌は名演。終結部近辺のクライマックスではややコントロールしきれなかったのか、叩きすぎで表現が平板な感じになるものの、それ以外はじっくりと聴き込ませる完璧な表現力に驚かされる。心の琴線に触れる素晴らしい演奏。

・「ちょっとがっかりしました
皆さんが☆5つだったので買ったんですが、ちょっとがっかりしました。というのは、録音は良いのですが、ダイナミックレンジが広すぎて、小さいところは聴けないくらい小さく、それでボリュームを上げると今度はフォルテで大音響すぎて、あわててボリュームを絞ります。落ち着いて聴けないCDは最低です。また、演奏もあまり暖かみを感じません。ポーランド生まれなのに、あまり母国への思い入れがないのでしょうか、たんたんと弾いていて面白くありません。アシュケナージかペライアにすればよかったです。

・「美と技の競演
古今東西さまざまな演奏家のバラードを聴いてきたが、これほど美しい演奏は聴いたことがない。特に「1番」は美しさの極みだ。ツィマーマン独特の繊細かつ彩りのある美音が、バラードの美しい曲想にマッチしている。むしろ「4番」は、激情的な要素やダイナミズムをもう少し主張してほしい程だ。

圧巻は「幻想曲」。めまぐるしく曲調が変化する難曲中の難曲だが、彼の精緻な極めた演奏技術が実に際立っている。全く隙のない演奏だ。

美と技を一度に味わえる、一押しの名盤である。

ショパン:バラード.幻想曲
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