・「ロック人間のフォーク」
パンタの音楽を「ロック人間のロック」と名づけましたが、エンケンのは「ロック人間のフォーク」と呼べばいいのでしょうか?こうやって長く生きてきたら、結局、若い頃は同じような歌を歌っていても、そのあとの人生から「裏切られた歌手、グループ・・」にいっぱい出会ってきたけれど、この人は裏切りませんね。人間の本質がハードコアロック&フォークです。いろいろ出ている作品の中でも「ロック&フォーク」の真髄と呼べるのがこの「東京ワッショイ」です。歌が上手いとか下手とか、演奏がどうのこうのという次元とは別格のアルバムです。皆さん!心して聞きましょう。
・「名盤?」
もう何十年も前になるが、ハードフォーク賢司の頃の凄まじいライブを見ましたが、ホント生ギターでロックしてました。でもいつもCDはイマイチ!この人は、声質や歌い方も含めてロッカーで行くべき人なんではないだろうか?しかし日本のマイナーなフォークの部分も持っており、それが仇となっているように思う。このCDも詩を含め真面目にロックをやれば、成功していたように思う。コアでマニアックなファンの評価はあてに出来ない。多分10人中8人は支持しないと思う。でもタイトル曲や不滅の男は私も好きです。
・「遠藤賢司、最高傑作!!!」
遠藤賢司さんといえば、あの70年代のフォーク・ブームの時、繊細な感じで出現した方ですね。曲でいえば、”カレー・ライス”が一番有名でしょうか。
しかしそのつぶやくような”カレー・ライス”とは打って変わって、フォーク・ブームが去った後に発表されたこのAlbumでは、ギンギンのロック・サウンドでノリノリに叫び歌う、遠藤賢司さんに出会えました!もう、カッコイイの何のって!!!曲も良ければ、サウンドもアレンジも歌も最高!タイトル曲の”東京ワッショイ”なんて、何度も聴いてしまいます。曲のメッセージがまた、微塵の嘘がなく、ストレート、男らしいんだけど、男くさくない、とにかく必聴ですっ!
当時、ハタチちょっと過ぎのわたしは、このAlbumリリース時、Liveに行ったんですよ!ものすごく印象的なLiveでした。オープニングは忘れもしない、真っ暗なステージの真ん中、床の上に仰向けに寝ている遠藤賢司さんが、点滅するストロボ・ライトを浴びながら、ゆっくりと起き上がる、というカッコイイものでした。曲は確か、”不滅の男”。”今まで何度倒れただろう でも俺はこうして 立ち上がる”の歌詞そのままでした。ものすごい迫力のLiveだったのですが、後から聞くと、それはカラオケ・Liveだったそうです!そういえば、ステージ上には遠藤賢司さんだけでした。
そんな熱いメッセージが凝縮されたこのAlbum、おまけの2曲も、ジミ・ヘン風ギターが聴けたりして、今聴いても新しく、楽しめる作品ですっ!!!
・「最高だ。高田渡の亡くなった日に。」
2005年4月16日、高田渡さんが亡くなった。
彼と遠藤賢司さんは、僕の中で、同世代の少し先輩だ。
当時の評価で、ギターの天才といわれたが、その後、その評価は、必ずしも正しくないと思ってるけど、ただ、彼が、高田渡、シバ、加川良などと同じ時期に、当時は当たり前であった、複数の歌手がジョイントコンサート(パッケージツアー?)してたのを経験できたことを本当に感謝する。
この頃の「フォーク」の時事性を考えると同世代の人でないとわかりにくい、もしくはわからないことが多いかもしれないけど、そこは、大目に見て聴いてみて欲しいと思う。
マイナーもしくは今で言うインディーズ系から、完全なメジャーになれなかった、でも、そのそれぞれの世代で高く評価された、作品なので、「ハンディ」つけて聴いて欲しいと思う。
高田渡さんの逝去に合わせて、彼の同世代の仲間のCDをかき集めて、PCの音の悪いスピーカーで聞きながら書いてるけど、筆が進まない。
さびしい。
今、高田渡の「生活の柄」が流れてる。
合掌
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