・「クラフトワークから去った二人組みの傑作」
おそらくにしてジャーマンロックという枠組みでこのあたりのバンドを見るのであるならば避けては通れないバンドクラフトワークから生まれでた、これまた避けては通れないグループ、NEU。
この作品は本当に何かエネルギーに満ちています。クラフトワークよりはファウストよりなサウンドで、捻くれている感情が露です。6曲目など、枯れたような声で無理やり歌っており、聞いててどうしてもあまりの馬鹿馬鹿しさに笑いが漏れてしまうほど。とはいえ、ロックのダイナミズムもあり、ギターの使い方も本当に斬新でかっこいいです。CANやFaustが好きであるのなら、絶対に聞いて損はしません。
・「ロックな現代アートの草分け」
「あいつらはブルジョワだから」とクラフトワークを去ったK.デインガーがM.ローターと組んだノイの音楽には、少々スノッブなクラフトワークの音楽とは角度の違う”人間味のあるロック”が基本にあると感じる。そのデインガーがドラムを叩くからかもしれないが、この作品でのロックのリズムを半ば強制的に反復する手法は、後のS.ピストルズに通じるパンク的批評精神の草分けだろう。ロックなんだけど、どっか醒めてロックをみている音。それがDJ諸氏への神通力となったとみた。スカスカだが濃密。偶然までコントロールしてて、一種東洋的でもある。Radioheadなんかもネタにしてるスタジオ処理に注目。ノイは最初のこれ一枚でいい。CDレヴューでこういうのは何ですが、次はアナログも買って聴いてほしい。全然ちゃいまっせ。聴けば解ります。
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