・「棺桶に入れてくれ」
本作に収録の「Underneath Your Pillow」・・・・・・。まさに墓場まで持っていきたい1曲だ。
良い意味でピーター・ガブリエルを3倍マヌケにしたようなフランシス・ダナリーの本能的な咆哮と、ヘヴィすぎるギターサウンドは文句なしに心を突き動かす衝動だ。そして実に効果的に考え抜かれた緻密なキーボードワークとバックコーラスは脳の隅々まで侵蝕してくれる。これですこぶる陶酔してノックアウトしなきゃ何でする?ダナリーというインパクト抜群すぎる存在がいた事もあって、もうひとつ力を出し切れず参謀役的な立場にたってた印象のジョン・ベックだが、今更ながら思うと、彼なしには絶対に実現できないサウンド世界だったろう。彼はもっと評価されてもいい。
胸に突き刺さるハードロックであり、巧みなテクを要したポンプでもあり、何より往年のプログレにあったリリシズムを取り込んだすばらしさ、、、これ以上何も望まないよ。
・「シスター・サラ」
かっこいい。ここにイット・バイツの音楽を集約したような感じで。テクニカルな、それでいてポップなアルバムですよ。幅広くおすすめ(*^_^*)したいバンドですな。
・「英国ポンプ・ロックの誇り」
1989年3rd。ドラムの音がよりビッグになるとともに全体的によりハードになった。メロディ・テク・アレンジ・グルーヴ・機材の使いこなしが高次元で見事なハーモニーを奏でる名盤。2はROLAND社デジタル・シンセの名機D-50のチェイス機能を使用したイントロが印象的。8のヴァイオリンは同社サンプラーSシリーズの音、シンセ・ソロは同社シンセのよくあるシンセリード系だろう。YAMAHA等のホイールでは表現できないアーミング的フレーズはROLANDシンセのベンダー特有のものだ。個人的には5のZEP的な大きなグルーヴが好き。12はフランシスがディレイを使用した一人二重奏だ。
・「輸入版との違い」
8曲目「バンバイアーズ」は、ハードロック系の良曲。イット・バイツのファンのなかでも気に入っている人が多いようなのだが、現在も輸入版には入っていない。
輸入版より高いが、この日本版の購入をお勧めする。
・「ドライブしながら」
1曲目、Sister Sarah,を聴いたときの爽快さは忘れられない。スピーディーで、メロディーが良く、カッコいい、晴れた日の午後、このCDを持ってドライブすれば、気分良く走れると思う。何やら元の曲順と違うらしいけど、そんなことお構いなしでんねん。あ、紙ジャケなんだよね。おいらはプラケースのほうがいいんだけど。決してメジャーじゃないけど、いい曲聴くのは気持ちいいヨン。
・「2枚組」
イエスの活動が停滞していた時代に最も輝いていたプログレファンにとってのヒーロー的存在、その中でも一番完成度の高いアルバムという印象を持っていました。当時、レンタルCDで借りたのですが、そのときはボーナストラック収録のディスクがついた2枚組でした。あれを再発してほしかったです。
・「再評価の絶好の機会(旧題 再発は嬉しいが)」
曲順が気になる。シスター・サラが一曲目と言う事は、日本盤を復刻すればそうなるのは当然なのかも知れないが、IT BITESファンの間ではこの曲順入れ替えがとても不評(私も同感だ)なので、出来れば曲順だけでも英国のオリジナル通りに出来ないかな・・・とは言えこれでIT BITESの作品を全て揃えられるのだから、嬉しい事に変わりはない。
2006/01/19追記東芝EMIの新譜情報サイトで本作を確認した所、曲順がオリジナルに準じたもの(「ポジティヴリィ・アニマル」が一曲目)になっていた。これで確定であれば、星を個人的には六つにしてもいい。アルバムにおいて一曲目のインパクトは重要である。輸入盤で初めて本作を聴いた時のインパクトは忘れられない。フランシス・ダナリーの独特のボーカルスタイルとトリッキーなコーラスワーク、インストのアレンジ、正にIT BITESである。
初めて聴くアーティストの曲が何かで印象は大きく変わるだろう。勿論ファンでも新譜の一曲目がスピーカーから聴こえてくる瞬間はドキドキワクワクものだ。個々の楽曲がどれだけ素晴らしくても、アルバムの評価全体が変わってしまう可能性すらある。
例えばジャーニーの名アルバム「フロンティアーズ」は、一曲目があのシンセリフで始まる「セパレート・ウェイズ」に決まった時点で勝負有りだったのではないだろうか。バラードばかりがスポットライトを浴びていた事で、「商業ロック」と揶揄されたバンドからのカウンター・パンチ。今ではジャーニーの様な方向性は「メロディアス・ハード」と呼ばれていたりする。
そしてIT BITESである。この一曲目を米国・日本ではレコード会社の意向で差し替えられてしまった。これは結果的に誰に取ってもプラスに働かなかった。しかし今、オリジナルの曲順とジャケットで我々はこのアルバムを迎え入れる事が出来る。頭からラストまでじっくりと堪能したい。
・「そうかぁ、ラストアルバムだったんだよなぁ~。」
当時プログレと呼ばれシーンの表舞台で活躍していたバンドはこのIT BITES位だったように思います。私のまわりでもこのバンドを知っていたものは皆無で肩身の狭い思いをして聴いていたのを思い出します。
GENESISの影響をかなり色濃く受けているバンドだと思いますが、個人的にはPOP的な要素もあるので、ハードロックとプログレハードの中間くらいに思って聴いています。(今、聴き直してみると結構面白い。) アルバムジャケットはロジャー・ディーンの作品で、実写が織り込まれているのはたいへん珍しい作品だと思います。
・「1989年度 個人的 英国ロック部門 第1位!!」
英国出身のサウンドバランスのとれた見事なバンドのベスト的選曲の総括アルバム。
このバンドは重厚なサウンドとアグレッシヴなギターそして英国が持つ独特の伝統的なプログレのサウンド手法を見事に体現してた、おそらく従来からのプログレファンはその完成度の高さに感動したはずである。
このバンドは実質5年ほどしか活動期間がなく、ファン的には幻のバンド的に語り継がれている存在。アイドル人気がすごくかなり損をしていた記憶が当時あった。
このアルバムは彼等の3枚目にあたるものなのだ。英国の重鎮ギタリストスティーヴヒレッジがプロデュ-スした2枚目とファースト=器用なとこをみせつけたアルバムを混成させた変則的なものなのである。残りが新曲と言う構成なのである。
このバンドは80年代に登場した伝統=プログレ風味と現代的な攻撃的なギターサウンドが微妙に混成された絶妙なバンドであった。UKの後継者になりそうだったのだが。あえなく解散、傑作=ワンス アラウンド ザ ワールド の曲も数曲聞けるのもファンにはうれしい。
このアルバムのいいところはそんなバンド内での確執と緊張感がある意味=ほどよい刺激に=サウンドがぶつかりあって火花が散っている=出ているところだろう。主導権の取り合いが見事に出ている。若いと言うことは自分を曲げない=エゴの突出=ことでもある。
おすすめは「シスターサラ」であり。プログレハードの名曲と断言する。この曲の緊張感はいまでも俺をノックアウトする。全国のプログレハードファンにこれをおすすめする次第である。今一番再結成を望むバンドである。コーラスの見事さに君は驚くであろう。最近フランシスはスクイーズのクリスディフォードと共演して英国ファンを喜ばせたと言う。!>いつかまたフランシスはやってくれるだろう。そんな期待を抱きながらこれを書いた次第である。歴史的名盤である。
なお、英国盤とアメリカ盤では収録曲数がことなり、曲順も違うし、英国盤は「チャーリ-」が余計に入ってるので御得かもね。この曲こそがフランシスのコンポーザ-としての才能の高さを証明している曲なのではあるのだが。コアなフランシスファンは要チェックですね。
なおフランシスはソロアルバムをアメリカで多数リリースしており、それらは彼の天才的なメロディーメイカーぶりが感じられ、それらは必聴盤である。
・「解散を予感させる?名作。」
IT BITESの3rdです。ベスト等を除くと最後のアルバムになります。2nd(日本版も廃盤のようですので中古で探すしかないようです。)に比べ、よりへヴィなサウンドです。楽曲のまとまりはなかなかで、ブリティッシュハードロック系がお好みの方にはお勧めします。ギターおやじの私としてはなかなか聴き応えがある
名曲揃いです。是非お試しを!
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