ワンス・イン・ア・ライヴ・タイム
ドリーム・シアター(アーティスト), デレク・シュリニアン(演奏), ジョン・ペトルーシ(演奏), マイク・ポートノイ(演奏)
・「これ以前の5枚のアルバムを纏めた内容」
とはいえ、『FALLING INTO INFINITY』に伴うツアーからの選曲だけにこのアルバムからの曲が多く、DREAM THEATERファンからは賛否両論あるようで。これ以前に出していたライヴミニアルバムの出来が非常に良かっただけに、厳しい意見も多かったようです。曲間でMETALLICAのカヴァーを挟んだりと、ライヴならではの遊び心を聴かせてくれますが、音等のトータルな面ではスタジオアルバムを聴くほうが各楽器のバランスもうまく取られているので、このアルバムから入るという位置のアルバムではないですね。ジェイムズの歌の調子も若干悪いようなので、『メトロポリス2000』のDVDを見た後なんかはちょっと悲しくなります。。。演奏力に関してはライヴとは言え安心して聴けるレベルなのがさすがの一言。以前のアルバムを聴いて気に入った方に聴いてもらえれば…といった感じです。
ちなみに1stからは結局インストの『THE YTSE JAM』しかやっていないみたいで、やはり既にこの時点で1stの存在は消したい過去だったんでしょうか。。。
・「バンドの状況はよく知りませんが、サウンドを聴いた感想」
まず、ミキシングが悪いです。キーボードの音色が奇をてらい過ぎで、ギターとも噛み合い難く、エンジニア側もバランスとるのに相当苦労したのではないかと推測します。ドラム演奏者の当方に言わせると、何曲かスネアのチューニング外れていたのも気にかかる点です。個々の演奏に関しては相変わらず素晴らしいのだが、バンド全体で見るとキーボード、ギターの楽曲に対するアプローチの解釈に角質の違いを感じ、彼らの進化するべく方向性にキーボード奏者のエッセンスがまるで見当違いな事に気付きかされる。新旧織り交ぜた贅沢な選曲も、新しいファンには嬉しいだろうが、彼らの進化を見てきた長年のファンから見れば、過去の曲の演奏のラフさには幻滅するだろう。FOLLING~からの選曲では、ライブ向き、不向きの曲が明暗を分け今後の課題となるであろう。ライブ盤としての発表を念頭に入れてのライブレコーディングだったならば、選曲、演出等にそれが見受けられるのたが、ライブならでの迫力、臨場感を出そうとしたアレンジも、残念ながらはずれてしまったナンバーが多い。逆に見事にはまったHOLLOW~等は、彼らの表現力の高さに驚き、また感動に酔いしれる事になるであろう。(イーグルスのアコースティクライブを想い起こされるのだが・・)スーパープレイヤー集団の彼らでさえ苦悩の時期がある・・進化し続けることの難しさはジャケットに象徴されている。このアルバムは彼らの苦悩を鮮明に描いたリアルなアルバムと言えよう。間違い無くお勧めの一枚!
・「Heavy metal」
複雑な曲展開とハイテクニカルな演奏が波になって襲う1枚。 10点中10点
・「マニア向け」
選曲は確かに新旧織り交ぜた素晴らしいものだとは思う・・・が、正直キーボードの音がでかすぎるような気がする。ビデオ版では公演が始まる前にジョン・ペトルーシが「乗り気じゃない」と言っていた様に、何か冴えというものが足りない。彼等の音源を集めているファンもしくは、マニア向けの作品だと思う。
・「これは名演なのか?」
アルバムでの完璧すぎる演奏を期待するものにとっては辛い内容だ。まずボーカルの調子が悪すぎる!!そして初期の曲のアレンジ(特にDisk2の8曲目)には納得できない!!彼らのライブ盤としては水準以下の出来栄えだ。
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