・「もったいなー」
この作品で敬愛する人間からは忌み嫌われて彼が嫌悪する人間に熱狂的に迎え入れられた。ひとつの悲劇のような作品。
そういう意味じゃなんとも悲しくて久しぶりに聞いてみたが途中でとめてしまった。彼はつらかったろうな。
・「「空気」」
このアルバムが発売された時、僕は11歳でした。そのため僕はリアルタイムでこのアルバム、そして「グランジ」と言うものを体験していません。だからこそ僕は「客観的」にこのアルバムを聴けると思います。このアルバムを聞いた時、僕はNirvanaというアーティスト独特の「空気」を感じました。それは殺意にも似た空気でした。カート・コバーンという、もうこの世には存在しない人間の叫びが醸し出す「空気」に鳥肌が立ちました。カート・コバーンの歌声は決して綺麗とは言えないはずなのに、恐ろしいほど透き通っていてまったく汚れていない歌声のように聴こえるのは、カート・コバーンが自分の内に持っている「弱さ」を無理やり肯定しようとした瞬間に、自分の中にある「弱さ」と「攻撃性」とが奇跡的な結合の中で生み出された結果だと思います。その奇跡的な結合はアルバム中、このまま永遠に止まるのを忘れたかのように続きます。カート・コバーンの最期の姿を知っているだけに、はっきり言ってこのアルバムは聴いていて痛々しいと感じます。このアルバムはいろいろな人々に語られ、「最高のアルバムである」と言う人もいれば「最悪のアルバムだ」と言う人もいます。ですが僕が一言、言わせてもらうならこのアルバムは「どのアーティスト、どのアルバムにもない「空気」を持ったアルバムである」と答えたいと思います。
・「良くも悪くも「普通のロック」」
こういうロックはFMラジオを付ければいつでも聴けるので別に金払ってまで聴く価値はないと思います。自分的には★2ですが、●最近のロックしか知らない人●カッコつけてる暗いロックをカッコイイと思ってる人●ハードロックのサウンドが好きな人●アメリカは何でも偉いと思ってる人←(欧米か!)にとっては★4以上のそこそこ良いアルバムだと思うので間を取って★3にしました。
それにしてもこれが90年代を代表するロックだ?→てことは最近のアメリカのロックはこの程度って事だから死んだも同然だな。90年代以降の世界中のバンドに影響を与え続けている?→お願いですから影響なんて受けないで下さいね。ロックを解る事=ニルバーナ(の良さ)を解らなくなる事だとしたら、それは哀しい事?→確かに哀しい事ですね。例えるなら高級ステーキの味を知っちゃったせいで300円の牛丼を美味しいと思わなくなるのと同じだ。
・「一生聞くかな?」
高校の時、始めて聞いたときの感動は今でも忘れられない。あれから20年近くたち、今でも様々な音を聞き感動もあったがこの作品に勝るものにあったことがない。死ぬまでにはこの作品よりいいものに合える事を願っている。
・「ニルヴァーナを知らない人たちへ」
ニルヴァーナ初めて聞いたのはアメリカ留学中にスイス人の女の子に薦められてだった。最初の感想は「なんだこりゃ?」の一言で、それ以降全く聴かなかった。他の友人(メタリカファン)にニルヴァーナについて尋ねてみると「ああ、あの暗い気持ちになるヤツね」という反応で、私もそんな感想だったので、「自分には縁のない音楽」として、位置づけられてしまい、その後思い出すこともなかった。それから10年ほど経ち、ふとしたキッカケからこのアルバムを聴くことがあった。やっぱり感想は「なんだこりゃ?」なのだが、何かが違った。絶望や葛藤をイメージさせる暗く、狂気に満ちたサウンドの中に独特の浮遊感というか、トランスというか、言葉にできない何かを感じた。今でもそれが何かはよくわからないが、ふと聴きたくなる。初めて聴く多くの人にとって私のように理解の難しいアルバムかも知れない。グランジとかアングラとか難しい音楽論はよく分からない。ただ自分の中でこんな立ち位置のアルバムは他にはないし、色々な音楽が溢れる中で、こんな音があってもいいかなって思う。
・「良質なロック。だがしかし」
イン・ユーテロからニルヴァーナを聴き始めた自分からすると、本作の高評価には違和感を覚える。 アングラシーンを明確に意識しているであろうイン・ユーテロと比べて、「生ぬるい」というか、ニルヴァーナの実体からは少しズレている気がします…。 「スメルズ〜」は広く受け入れられやすい良い曲だとは思うけど、(アングラシーンに彼らの本音があるとするならば、)正直、売れセン狙ったナンセンスな曲のようにも取れる。 個人的意見だが、ニルヴァーナをまず聴き始めるなら、イン・ユーテロからスタートしたほうが、彼らの実像を捉えやすいのではないかと思います。
・「心奮わす REAL ROCKのカタチ」
nevermindと題されたこのアルバムは、決して芸術的な作品という訳ではありません。他の名盤と呼ばれるアルバムに比して、楽曲が優れているとか、演奏の質が高いとか、コンセプトが優れている、などという事実は全く無いと思います。
しかしながら、私は、このアルバムには恐ろしいほどの真価が内在していると言わざるを得ません。このアルバムに限りませんが、NIRVANAの音楽を聴くと、作曲者・演奏者の感性・心情が極めてdirectに伝わってきてしまいます。 人間Kurt Cobeinの心情が音楽を聴くだけで伝わってしまう。彼の諦念にも似た厭世感・虚脱感・閉塞感・・・。
これは、恐ろしいことだと思います。音楽には、何かを伝える機能−一種のコミュニケーションとしての機能−の様なものが、内在しているように思うのですが、nirvanaの音楽で表現されている非言語的な伝達機能は尋常ではない。平凡なアルバムを遥かに超えて、我々聴き手の心にdirectに伝わってしまう。言語的なコミュニケーションをすら凌駕しているのでは無いかと思えてしまうほどに・・・。
この原因は、きっと彼らの音楽にrealityがあるからだと思います。彼らの音楽には、彼らが置かれてきた環境がそのままに投影されている。だから、realityのある楽曲が作れてしまうのだと思います。
およそ、realityを持たない並みのrockbandでは、この音楽は表現しきれません。
ですから、私は、Kurtそのものを体現しているという点にこそ、このアルバム(というか、彼の楽曲)の真価・本質があると思うのです。
nirvanaの音楽は良くも悪くも、凄まじいまでのrealityをもって、Kurt自身を反映させてしまっている。伝えてしまっている・・・。 最早、彼の音楽を聴くことは、彼の人生を、ある点では彼の時代を、彼の置かれた環境を、理解してしまうことと同義なのかもしれません。
そしてこのアルバムは、ある意味で最も醜く、そして最も美しいアルバムに仕上がっています。 きっと、彼の見た世界は、あまりに醜く、そして汚れていた。しかし、そんな世界に住むKurt自身の心は極めて純粋で、美しかった。
だから、このnevermindと題されたアルバムは、必然的に、「醜さ」と「美しさ」を奇妙な形で、混在させることになるのです。
Kurt自身はというと、彼自身の純粋さ故に、自ら命を絶つという選択を余儀なくされてしまいました。しかし同時に、彼の過度なまでの純粋さがなければ、この歴史的アルバムは決して生まれなかったでしょう。
何とも皮肉な話です。
・「入門盤にして最高傑作」
人の好みはそれぞれですが、一般的な観点から見るとこのアルバムはニルヴァーナの入門盤にして最高傑作だと思います。
なぜ最高傑作かと言うと、一番売れたアルバムだからです。最も一般的なクオリティの高さを誇っているアルバムなのです。そしてだからこそ、ニルヴァーナの入門盤にふさわしいと考えます。これを聴いて興味を持てば、おのずと他のアルバムにも興味が行くでしょう。
ニルヴァーナの全てのアルバムは、それぞれ音の雰囲気が異なります。全てのアルバムでエンジニアが違います。それが一番大きな要素でしょう。そして、ドラマーがなかなか定着しなかったのも一因と考えられます。
しかし、カートのつむぎ出す楽曲の世界は一貫した美学を持っています。それは最初から最後のアルバムまで貫かれています。グランジの死滅はニルヴァーナの死滅と同義なのかも知れない、とも思います。
楽曲の魅力については、聴けば分かる事なので、説明するのはナンセンスかとも思われます。音楽は、聴かなければ分からない。聴けば分かる。実に単純明快な表現方法です。それを言うならば、全ての芸術はそうなのかも知れません。楽曲の魅力について説明する言葉を、残念ながら私は持っていません。音楽を聴き、それを受ける直感は人それぞれですので。
兎にも角にもスマッシュ・ヒットを記録したアルバム、これで説明は充分だと思います。
・「最後に10分くらいテープを放ったらかしにした後吹き込まれとるEndless, Namelessが実にエエ」
ロックも半世紀の歴史を経て、半世紀を振り返った位置づけのようなことが言われて居り、1世紀の歴史を経て閉塞的で先細りの感があるジャズのようになるのか、特集記事が組まれたりしとる。クラシックのように演奏技術や深い叙情、リズムや対位法を駆使するような広がりがあるジャンルではないですから、20世紀の年寄のわても初めてツェッペリンを聴いた20世紀のあの日を懐かしみながら、このロックの最近の定盤(最も古い定盤はご存知、サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド、これもLPとぼろい真空管で繰返し聴いたもんですわ)を聴かしていただきました。
ロックは、反骨、若者の反発心やメッセージなんですなあ。瞬発的なドラミングが印象的ですが、最近のロックはさほどギター中心でないんですなあ。わてはヤードバーズに慣れて居って、ロックと言うとベック、ペイジという世代ですから、20世紀の年寄が十分に本盤に感情移入できないのは無理も無く、しかしよさは感じとれる。
最後に10分くらいテープを放ったらかしにした後吹き込まれとるEndless, Namelessが実にエエ。20世紀の年寄はもはや、蛯原友里さんくらい位のクオリティの水着をみないとエンジョイできんですが、だれにでも興奮して噴出するような若さとエネルギーがあって、本盤に十分感情移入でけるんでしょうなあ
・「最後に10分くらいテープを放ったらかしにした後吹き込まれとるEndless, Namelessが実にエエ」
ロックも半世紀の歴史を経て、半世紀を振り返った位置づけのようなことが言われて居り、1世紀の歴史を経て閉塞的であるジャズの先細りと似ても居る。
クラシックのように演奏技術や深い叙情、リズムや対位法を駆使するような広がりがあるジャンルではないですから、20世紀の年寄のわても初めてツェッペリンを聴いた20世紀のあの日を懐かしみながら、このロックの最近の定盤(最も古い定盤はご存知、サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド、これもLPとぼろい真空管で繰返し聴いたもんですわな)らしいんで、聴かしていただきました。
ロックは、反骨、若者の反発心やメッセージなんですなあ。瞬発的なドラミングが印象的ですが、最近のロックはさほどギター中心でないんですなあ。わてはヤードバーズに慣れてますから、ロックと言うとベック、ペイジという世代ですから。
20世紀の年寄が十分に本盤に感情移入できないのは無理も無く、しかしよさは感じとれる。最後に10分くらいテープを放ったらかしにした後吹き込まれとるEndless, Namelessが実にエエ。20世紀の年寄はもはや、蛯原友里さんくらい位のクオリティの水着をみないとエンジョイできんですが、だれにでも興奮して噴出するような若さとエネルギーがあって、本盤に十分感情移入でけるんでしょうなあ
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