Fourth World, Vol. 1: Possible Musics
Jon Hassell / Brian Eno(アーティスト)
● 夢中にさせた、音
・「Jon Hassellとのコラボレーション第1作」
このアルバムが発売されていた当時中学生の私は、Brian Enoが気になっていた時期でしたので迷わず買いました。いそいそと自宅に持ち帰りレコードプレーヤーで鑑賞したのを憶えています。流れてくる音楽が妙にアップテンポでビートが効いていて、こんなもんかなと鑑賞し終わるとターンテーブルの回転をうっかり45rpmにしていたのでした。もちろん33rpmで聴き直しました。
アンビエントシリーズ同様、当時の中学生には刺激の少ない音楽で黙って聴いていると眠気を催すだけでしたが、現在改めて聴くと、うるさくないしBGMにもちょうどよいと思います。
No.2のDelta rain dream をはじめ、音もなく降る雨に煙るアフリカの大地をイメージします。呪術的です。
・「 .」
これはすごい、禿げイーノさんとハッセル先生。好きとか嫌いとかそういう次元じゃないですね。音が生きてるとしか言いようのない、土着アンビエント。アースカラーが大好きな方や、広大なアフリカの大地を探検しようと目論んでる方はBGMとして用意しておきましょう。必聴。
・「地獄めぐり、アフリカ行き」
イーノ氏の音楽のファンであれば2004年のDSDリマスタリングは大よそ歓迎され、何らかの形でいくつかのアイテムを再購入されている筈。
何より丁寧なリマスタリングの結果、どのアルバムにおいても「曖昧」で「迷彩」な音の羅列をより「ハッキリ」と堪能出来る様になっている。
しかし、何故かこの「第四世界の鼓動」はいつまで経ってもDSD化されず、不満に思っているのが現状。
また仮にDSD化されても輸入盤である場合、CCCDになる可能性も高く、是非国内盤化して欲しいものである。
事実現在全てのイーノ氏再リリース国内盤はノンCCCDである。
残念ながらハロルド・バッド氏との競作「the pearl」は傑作であるにも関わらず、未だDSD 化はされたものの国内盤化されていない。従ってCCCDであり、MDにすらコピー出来ない。無論、ディジタル・オーディオにもコピー出来ない。
このような流れは作って欲しくない。
象の咆哮のようなハッセル氏のトラムペットとシンセ・ループで作られテープ化された不穏な音源で、これを聞くと「高湿度」を感じる。
純粋なアンビエント作品としてのサラウンド感は「エアポーツ」よりこちらの方が上か?何よりこの音の群れは、こちらが囲われるような錯覚に陥る。
だからこそ早期ノンCCCD・DSDリマスタリング化を望む。このアルバムこそリマスターの価値が最もあると。
・「1980年初めて聴き、これがトランペットの音か?と驚愕!」
イーノが始めた、Fourth World Seriesの第1作。イーノのファンだったので、迷わず輸入盤を購入。針をレコードに落としたら、ジョン・ハッセルというトランペッターとのコラボレーションとの事だが、ジャズで使われるトランペットには、似ても似つかないハスキーな音色。「どうやってこういう音を出しているのか、謎のアーチストだな」というのが第1印象。ジャケットは、アフリカの衛星写真(NASA提供)で、この奇妙なサウンドは、どの曲も声高なメロディーは無く、ほぼ一定の音量で、聴きながら他の事をしていても、BGM的に違和感が無く、確かに、新しい音楽だと感じたものでした。それがCD化されましたが、最後の曲はLPではB面全部を使い、21分の曲で、ほとんど変化が無い。LP時代は、BGM的に聴くのに、ちょうど良かったが、CDは、ランダム再生や同じ曲を繰り返し聴けるので、ありがたみが薄れてしまった。できれば、短くエディットし、セカンドアルバムと合わせて1枚にする事も出来たのではないだろうか?でも、謎のトランペッターの登場は衝撃的であり、エポックメイキングなアルバムとして、存在感が高いのは確か。
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