● SONNE
・「旧独軍の駆逐戦車みたいな」
RAMMSTEINの人気が、日本で響かないのは、ボーカルのデス声に対する日本人の潜在的な抵抗感のためなのか。知人に聴いてもらうと、ボーカルの声が。「お経や浪曲の声を連想していまい苦手」という反応もありました。お経も、浪曲も、素晴らしいと思うのですが。
私自身は、このアルバムでRAMMSTEINに完全にはまってしまいました。これだけ攻撃的な曲だと、なにごとも荒々しいだけになりがちなのですが、音楽としての構成も秩序正しくて、やみくもに攻撃してないという感じです。
曲だけでなく映像と組み合わせたDVDも、必見です。ドイツ精神??←秩序正しい規則性と重防御重攻撃力の、Panzerjger Tiger (P) "Elefant" みたいで、物凄い。
・「意外にメタリック」
ドイツのインダストリアルメタルバンドとして確固たる地位を築いた(……日本除く)感のあるRAMMSTEINですが、個性の強いバンドだけに1stはどれほどメタルとリンクしているのか、未聴の方には気になる点だと思います。気に入って集めたら、1stは全然別の路線だったってこと、よくありますからね。 その点このバンドは安心して聴けるといいますか、1stの時点からしっかりメタルでした。後の作品と比べるとリフで押し切る単調さも感じられ、楽曲的に弱くも思えますが、まずそのリフそのものが非常にクールなので、しっかり最後まで通して聴けます。キラーチューンも何曲か入ってますよ。 キーボードが後の作品のようなオーケストラスタイルではなく、ピコピコテクノ音なのでその辺抵抗感じる人もいるかもしれません。でも、ヘヴィなギターリフに絡むピコピコ音もメチャクチャクールです。ジャケットもVery Good!
・「ドイツっぽい。」
RAMMSTEINの1stアルバム。ジャンル分けすればインダストリアルメタル、ということになるのだろうか。しかし、そんなジャンル分けを超越した、やたらめったら強烈な個性を感じさせる。
まず、このボーカル。ドイツ語で歌う時点でなんか「ドイツっぽい」。この「ドイツっぽい」ところが細部まで徹底されている。
たとえばジャケット。質実剛健を絵に描きました的男性が6人。ステロタイプのドイツ人男性そのものではなかろうか。あるいはインダストリアルな乱れなき楽曲。ドイツ語の硬い響きをフルに押し出したボーカル。どこか機械的にも響くだろうし、ナチズムを髣髴とさせるかも知れない。
つまりは、どこを切っても「ドイツっぽい」ということ。
はまると抜け出せぬ中毒性があるので是非聴いてみて欲しい。
曲の質も決して低くは無い(前半五曲は特に強力)のだが、後半からやや退屈なので星四つ。
・「ドイツとメタルは合う!」
映画「ロスト・ハイウェイ」のサントラでその存在を知って以来、ライブ・パフォーマンスの過激さにもう病み付き!ドイツ語の硬さと、インダストリアルの金属的質感と、メタル・ギターで最硬に武装したジャーマン・インダストリアル・メタル・バンドの1996年の1st!
(現時点で)3作のアルバムの中では一番シンプルにメタルを演ってる。その分似かよった曲が多い気がするが、代表曲も多いのでファンなら買いの内容。 …しかしこのジャケは薔薇族(笑)?
・「重低音」
最近はrock in(洋楽雑誌)にも、tatooと組む?で話が上がっていたが、バンド自体は紹介されていなかった。活動していないのだろうか?流行もノスタルジーも関係なく、聴いて見る価値はあると思う。邦楽に慣れ親しんでいた私にとっては異質の音楽であると同時に求めていたそのものであった。
・「もっと曲が重ければ」
曲自体は結構いいとおもうが、ライブに比べれば曲が軽すぎるのが難点か。ネットでbootlegを探して聴き比べてみるのもいいかも。Sehnsucht,Mutterとの3アルバムの中では一番いい。
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