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▼Crescent:詳細

Crescent

Crescent
John Coltrane Quartet(アーティスト)

▼クチコミ情報

・「不滅のカルテットの最終コーナー
3・4・5が1964年4月27日、1・2が1964年6月1日録音。

1961年にインパルスと専属契約を結んでから1967年7月17日の死の日までほとんどのコルトレーンの作品はインパルスに残している。が、1964年の作品は本作と『至上の愛』だけである。不滅と言われた彼のカルテットも1964年を最後に崩壊が始まる。1965年にはマッコイ・タイナーが退団、1966年にはエルビン・ジョーンズが退団する。そしてコルトレーンは死の最後の日まで変容を続けていく。そういう意味で本作は不滅の(とは言ってもわずか3年間の)コルトレーン・カルテットの最終コーナーのアルバムである。

題名のクレッセント(三日月)は、回教的なニュアンスを持っていて、リロイ・ジョーンズはそれは回教的な神を指しているのだろうと言っている。

ひたすら求道するコルトレーンはここにきて音楽と宗教のベクトルが一つに重なる方向性を示し、次作『至上の愛』ではついに一つとなる。本作はその伏線とも言える作品だ。すべての作品はコルトレーン自身のペンによるものである。

コルトレーンは常に自分の気持ちにまっすぐである。聴いていていつも思うのは、これほど迷うことなくまっすぐ生きられることが精神性なのだということだ。バラード主体の本作も精神的な揺るぎない強さに充ち満ちている。

・「コルトレーンがインパルスに残した傑作!
コルトレーンがインパルスに残した作品と言えば「バラッド」や「&ジョニー・ハートマン」等の方が一般的には良く聴かれているかもしれません。しかし、このクレッセントこそコルトレーンの音楽がかっこよかったと言えるアルバムであると僕は思うのです。コルトレーンがザクザクとフレーズを吹いていくさまは、なんともいえない男気を感じます。マッコイ・タイナーのピアノ、ジミー・ギャリソンのベース、エルヴィン・ジョーンズのドラムの力強さがコルトレーン・ミュージックを支えていたことが良くわかります。

・「この内省的なテナーの音色が後期トレーンの特徴となる。
プレステージからソロアーティストとしてデビューし、メキメキと腕を上げシーツ・オブ・サウンドを確立する。マイルス・デイヴィス・クインテットの一員としてモードの発展に立ち会い、アトランティック時代にモード奏法を極める。エリック・ドルフィーとの出会いを経て始まったインパルス時代。バラードやヴィレッジ・ヴァンガード・ライブを経て名作ラブ・シュープリィーム発表の一歩手前が本作"Crescent"である。この頃辺りから何故かコルトレーンのテナーの音色には彼独特の憂いというかある種の悲しみがこもってくるようになる。この音色がインパルス後期のトレーンの特徴となる。それが顕著に現れてきたのが本作である。この雰囲気を的確にサポートするのが、エルビン・ジョーンズの重たいドラムス、マッコイ・タイナーのドラマティックなピアノ、ジミー・ギャリソンのダークなベースの演奏だ。タイトル曲を初めとする内省的で苦みを伴ったバラードでのプレイが印象的である。一体何がトレーンをしてこのような方向性に走らせたのだろうか。この当時(1960年代半ば)のアフロアメリカン達の置かれた状況が影響したのだろうか。または彼の神への傾倒が原因だったのだろうか。本作こそ、この後にフリージャズに傾倒するジョン・コルトレーン秘密を探る最重要作に違いない。

・「極上の逸品
静寂の中に情念~激情の詰まった一枚。

これぞ本物のみが成せる業。

本盤は『至上の愛』とのセットで聴くと、更にその凄みが実感できる仕組みになっている。2枚セットで買うべし。

乱暴な言い方をすれば、本盤と『至上の愛』のセットこそが、後期トレーンの最高傑作といえる。

・「不滅のカルテットの最終コーナー
3・4・5が1964年4月27日、1・2が1964年6月1日録音。1961年にインパルスと専属契約を結んでから1967年7月17日の死の日までほとんどのコルトレーンの作品はインパルスに残している。が、1964年の作品は本作と『至上の愛』だけである。不滅と言われた彼のカルテットも1964年を最後に崩壊が始まる。1965年にはマッコイ・タイナーが退団、1966年にはエルビン・ジョーンズが退団する。そしてコルトレーンは死の最後の日まで変容を続けていく。そういう意味で本作は不滅の(とは言ってもわずか3年間の)コルトレーン・カルテットの最終コーナーのアルバムである。題名のクレッセント(三日月)は、回教的なニュアンスを持っていて、リロイ・ジョーンズはそれは回教的な神を指しているのだろうと言っている。ひたすら求道するコルトレーンはここにきて音楽と宗教のベクトルが一つに重なる方向性を示し、次作『至上の愛』ではついに一つとなる。本作はその伏線とも言える作品だ。すべての作品はコルトレーン自身のペンによるものである。

コルトレーンは常に自分の気持ちにまっすぐである。聴いていていつも思うのは、これほど迷うことなくまっすぐ生きられることが精神性なのだということだ。バラード主体の本作も精神的な揺るぎない強さに充ち満ちている。

・「輝きを増したテナーの音が素晴らしい!
インパルス・レーベルにおけるコルトレーン作品の中では、名盤「バラード」と同じく静かめの曲が中心のアルバムだが、質感は全く違う。「バラード」は聞いていると、体がジワーッと温まり心が開かれてゆく感じがするが、この「クレッセント」は聞いていると、しだいにスーッと体の余分な微熱が引いていき、頭が澄み心が冴えていく感じがする。カルテット全体の音が研ぎ澄まされ、コルトレーンのテナーの音も、何か質的転換を遂げたかのような深さ。全体として、厳冬の澄み渡った夜空で煌々と光を放つ満月を思わせるような、そんな雰囲気を持つアルバムで、なかでも2曲目「ワイズ・ワン」の美しさには言葉を失う。

Crescent
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