・「upper」
アイルランド結成、イギリス活動のshoegazerの雛形である彼らの3rd album。 リリースは勿論creationから。
どうしても4th "loveless"と比較されがちな今作で、4thをdownerとしたら3rdはupperとして捉えることもできると思います。 骨子は2つの作品の中で相違ないですが、精神的にpunk/new waveなところが見え隠れして、つんのめったスネアドラムやギターカッティングは結構攻撃的です。
それでもnoiseの洪水が押し寄せるようなゆったりした曲もあったりで、shoegazerの起源要素としての役割も大いに果たしています。 その後期80'sな姿勢を形成しつつある中で、とてもカラフルなサイケデリックロック的要素も垣間見えて、当時の音楽ムーブメント過渡期のアーカイブスを捉える上でも重要な1枚です。
荒っぽくて正直下手な演奏は4thよりもbandっぽくて楽しい。
・「ゾクゾクします。」
今聞くとシューゲイザーよりむしろグランジって感じがしますね。(出た当時はそんな括りは無かったんでしょうけど)Lovelessのギターが「恍惚」なら、こちらは「発狂」ってところでしょうか?メロは激甘ですけどね。中毒性むちゃくちゃ高いです。
・「平衡感覚が…」
My Bloody Valentineの3rdにあたるアルバムです。これ以前の音源は2ndのEcstacy And Wineを除いて非常に入手困難になっています。
次作Lovelessと比べると明らかに疾走感のある早い曲が多く、フィードバック・ノイズも控えめですが、2.Lose My Breathや6.All I Needなど非常に耽美的な曲もあり、全体的に非常にサイケデリックです。
アルコールが回って、平衡感覚が危うくなりながらも何処か心地良い…そんな感じの雰囲気がします。そうなると、Lovelessはさらにアルコールが回って、眠ってしまた時に見た夢の中の世界みたいにも思います。
個人的にはノイジーなギターとPOPなメロディーがカッコイイ、10.You Never Shouldがかなり好きです。
・「音圧」
一部の人々には大人気のmy bloody valentineの作品です。現時点での最新作であるlovelessの前の作品になります。
後のシューゲイザーというムーブメントの原点とも言われているように、ささやき系ウィスパーボイスとちょっと外したノイズ系ギターが特徴的になっています。lovelessほど音をいじってはありませんが、その要素は感じられます。lovelessとセットでどうぞ。
・「こちらも是非」
1991年の傑作『Loveless』の完成度には及ばないが、既に1988年のこのアルバムの時点で、彼らを他のバンドとは違った特別なものにしている音楽的要素をすべて聴くことができる。『Loveless』のジャンルを超越した、摩訶不思議な音響空間に較べると、まだまだ「ロック」の範疇に留まっているとも言えるが、その点が好きだという人もいるだろう。「Feed Me With Your Kiss」以降の、ノイジーなギターとドラムが暴れ回る怒涛の展開は文句なしにカッコイイ。靴をじっと見つめるように、俯きながらギターをかき鳴らす姿から、シューゲイザー(Shoegazer)などと呼ばれたりもしたが、実際に彼らが見ていたのは、遥か彼方にある音楽の未来だった。
・「LOVELESS と一緒に買って下さい!」
LOVELESS が光の洪水、めくるめく色彩表現であり、エクスタシーを肯定する魅惑的な内容であるのに比べ、3年前の前作であるこれは、勿論この時点でイーノを始めとする先端のヒト達をノックダウンするほどに異彩を放つ、斬新な作品である一方、モノクロ的なイメージが強い。というのは、例えば欧州的な不協和音の美しい使い方や、変則的かつ変質者的なリフの構成、ストイックそうでありながらも退廃的な感触のアレンジがそう思わせているのかもしれない。いずれにしても、この時点でケヴィンはギタリストとしても、コード弾き/リズム・ギターにアーミングを多用する、というコロンブス的手法を示したり、4ADレーベルあたりに影響を受けつつもUSオルタナティヴ/グランジとシンクロするラウドなギター・ロックをベースにしたりと、独自性を充分感じさせてくれる内容からも、絶対ハズせないロックの名盤!
・「陶酔・絶頂・昇天」
1曲目を初めて耳にした瞬間、付き合ってた彼女が実は男だった、彼氏が女だった級の衝撃を受けた。未知の世界にこんにちわ さよならvirginity。そして2曲目lose my breathは一番大切な曲です。音楽を「この音は麻薬のようでたまらないわねえ」と形容している雑誌がよくあり、それを見るたび、執筆者のお姉さんたちに「麻薬やってるの」と聞きたくなるけど、マイブラってそういう風に形容されることが多い。麻薬が何やら知らないけれど、この浮遊感のある至福の音を真剣に聞いたら確かにトリップしたような気分にはなる。この気持ちよさは、踊り出したくなるようなThe Stone Rosesの気持ちよさとはまたちょっと違って ヘロヘロフニャフニャしたくなるような気持ちよさ。陶酔・絶頂・昇天
・「LOVELESSばかりに目がいきがちだけど・・・」
88年にリリースされた、LOVELESSと並ぶ彼らの代表作。LOVELESSがどこにも足場のないふわふわ浮遊する世界だとすれば本作isn't anythingは地に足をつけながらも酩酊し平均感覚を失った世界とでも言おうか。とくかく彼らは同年リリースしたYou Made Me Realise EPで一介のフォロワーとしての地位から脱し、ぶっちぎりの存在感とオリジナリティを獲得した。
本作はまさに鉄壁ともいえる内容でM1のSOFT AS SNOWからラスト曲のI CAN SEE ITまで唯一無二のサウンドと独自の美学、正気と狂気の狭間で曖昧に揺らめくどっぷりと濃密なサイケデリアが異常なほどのテンションで展開され息つく暇もない。彼ら独特のギターの歪み音もLOVELESSの洗練されたものとは違ってラフで荒々しくどこか不気味な色彩を帯びているのも特徴的だ。
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