・「ベット・ミドラーの作品で一番好きです。ディランとの楽しい共演にも注目。」
ベット・ミドラー76年発表の名盤。ベット・ミドラーはその後の映画「ローズ」の大ヒットおよびそこでの"When a man loves a woman"の大熱唱の印象が強く、私もその「ローズ」を評価しますが、「ローズ」以前の作品というか、彼女の全キャリアの中では本作がやはり一番好きです。ノスタルジックなムードにあふれるがそれだけでは終わらない彼女の歌の魅力が全開。冒頭のフランク・シナトラの持ち歌"Stranger in the night"のアレンジのかっこよさにしびれない人は少ないのではないでしょうか。古い曲(例えばパティ・ペイジの持ち歌)も新しい曲(例えばフィービー・スノウの作品)も巧みに歌いこんでいますが、最大の聴き所は、ディランと共演した「雨のバケツ」。原曲とはがらりと雰囲気が異なるラグ・タイム風のアレンジで二人がアドリブもまじえて楽しく歌っており、ディラン・ファンなら必聴でしょう。歌詞も一部改作されています。ディランとの共演を成功させる彼女の実力は並のものではありません。
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