・「ヨセフの生き方 」
聖書にもとづくキリスト生誕のお話です。いままでもたくさん映画化されていますがいままでのものは、聖書を忠実に追ったものでした。この映画は、その中で、息づくひとり一人の心の動きが読み取れるものでした。特にわたしは、ヨセフが好きでした。本当にこんな状況であったら、マリアが不倫して誰かの子を身ごもったと思っても・・・不思議ではなかったでしょう。事実最初は、そう思いました。しかし、心の清いヨセフは、「私が石を投げなければ誰も石を投げないだろう」と。そんなマリアをかばいます。
神からお告げがある前に、彼は自分で自分の生き方を表明します。その後もたんたんと、しかししっかりとマリアを守っていきます。この映画は、マリアのお話しである以上に私にとっては、「ヨセフ」の生き方の話であるように思えました。みなさんも、そんなヨセフを感じてみてください。
・「イエスは皆のもの」
最初は幼かったマリア。何故自分が神の子を身ごもったのか?何故私が?と戸惑うあたりは、とてもリアリティを感じました。幼い少女マリアも、ヨセフによって少しずつ愛を知り、苦難の路を行く中で次第に和合していく様はとても良かったです。マリアは苦難の中で訓練され、純化されて聖母となったのだと感じられました。一番の感動的場面は、初対面とも言える人々に請われて生まれたばかりの我が子を恐れることなく差し出す場面。「この子はみなのものです」と。母性的エゴのない、まさしく聖母であり、感動的でした。イエスの寝かされた質素な飼い葉桶が、とても温かいものに感じられました。
登場する役者が、当時のイスラエル人を彷彿とさせてくれるのも、マリアやヨセフ、イエス等の日常を偲ぶことが出来て良かったです。温かさが胸に残る作品でした。
・「次第にヨセフを愛していくマリア」
レンタルで観て、ミニシアターのところに置いてありましたがミニシアターとは思えないほどの映像でした。紀元前を見事に表現し、大作と言っていいほどの出来でした。イエスが生まれる時の出来事を描いた映画で完全な史劇です。しかしドラマとしても観ることができる映画だと思います。最初は愛してもいない男性ヨセフとの結婚に戸惑いを感じるマリアですが、彼との旅が進むにつれ、彼が「他人を想うことのできる人」だということに気づき彼を愛していきます。そんなマリアの心の推移が印象的でした。
・「美しい夫婦愛のドラマを楽しみました。」
聖母マリアの夫ヨセフがとてもいい人だった。
知らないうちに子供を身ごもった婚約者を、あの状況で良く受け入れたものだと思う。
自分もお腹がすいているのに、わずかな食事をロバに与えたり、なんていい人なんだろう・・。
マリアとヨセフがお互いを大切にしている場面は、思いやりや愛おしみが伝わってきて素敵でした。
セリフも良かったし、終盤の「きよしこの夜」、当時の人たちの暮らしぶりも興味深かった。
イエス・キリストが誕生するまでの物語。美しい夫婦愛のドラマを楽しみました。
・「ヨセフがいなければイエスもいない」
この映画に出てくるマリアは後の西洋絵画に出てくるような理想的な女性ではなく、当時のユダヤの普通の娘。誠実で働き者のヨセフに見初められたが、最初はヨセフのことをあまり好きではなかったようだ。当時のユダヤの風習で女性の貞操を確かめるため婚約後、一定期間様子をみてから結婚することになっていたが、その婚約期間中にマリアの妊娠が発覚。それだけで姦通の女として石打ちの刑になってもおかしくないのだが、なぜかヨセフはマリアをかばい、自分の子でない子供の出産を認める。キリスト教はその始まりから女性には優しい宗教だったようだ。その後、村人に白眼視されながら、お告げによって故郷を離れる。ヨセフはマリアを守りながら旅に出る。ヨセフのたくましさ、誠実さに次第にマリアも魅かれて行く。こうしてよく考えてみるとヨセフの誠実さがなければイエスはこの世に存在しなかったことがわかるだろう。出産のシーンはあまりリアリティがなく、すっぽんと生まれたような感じがしていかがなものか。天使がいかにも中東の男のようにひげもじゃなのにがっくりしたのでマイナス1点。
・「至高の愛」
夫であるヨセフと婚約中にマリアは神のみ使いから、聖霊によって神のみ子を宿すと。当時のユダヤでは婚約中に身ごもる事は出来ませんし婚約者ではない人の子を身ごもる事は石打の刑に値する決まりがありました。ヨセフの告発があれば直ちに実行されるのです。ヨセフはマリアを愛するが故に受け入れようとします。でも心痛は察するに余りあり、友人から石を持たされ、最初に投げるようにとの夢を見ました。その時、み使いが夢に現われ精霊による神のみ子なので、恐れなくて良いと。人口調査の為にヨセフは故郷ベツレヘムにナザレから200kの道程をマリアをロバに乗せて行く事になりました。身重のマリアには大変な旅でしたが、ヨセフの献身的な愛によって、無事ベツレヘムに着き、家畜小屋の飼い葉おけの中に幼子を寝かせることが出来ました。幼子イエスを最初に抱き上げたのはヨセフでした。この神秘的な生命の誕生を心から、喜んでいるヨセフの映像は命の尊さを内奥に伝えてくれます。生みの親のマリア、育ての親のヨセフ、「愛の教えを説いたイエス」にふさわしい両親と言えます。至高の愛を知る素晴らしいDVDで心から感動しました。
・「宗教的魂を持った映画」
新約聖書「マタイによる福音書」には「ヘロデ大王が、新たな王(救世主)の出現を恐れ、2才以下の幼児を皆殺しにした」旨記されている。映画はナザレから逃避し、ベツレヘムで出産するヨセフとマリアの夫婦愛を描いて見事だ。ヘロデ大王は紀元前37年にローマが容認するユダヤ王となっている。歴史的には紀元前4年に死去しているが、旧王朝の血を引く者や家族までも抹殺した。この恐怖や世間の目とは超絶して、夫婦は信じ合い、生活感は和やかで、東方の3博士の描き方も好感が持てる。画面は美しく、陰影の美があり、史劇にふさわしい品性を持って語る。人間ドラマだがピュアな宗教的魂を持った映画だ。
・「今までの降誕ものとは違います!」
マリアとヨセフの愛情、葛藤、周囲の目などなど、「なるほど、本当にそういうことがあっただろうな・・・」と思える人間ドラマ満載で、今までの数々の降誕物語とはかなり違います。そういう意味では、確かに「パッション」の降誕版とも言えるでしょうね。それは、人間側にスポットを当てているというか、神の意思を受け取る側に注目しているという点で似ているということを思います。ミョウに神々しいわけではなく、できるだけ史実を描き出そうという努力を感じます。ズバリ、必見!私はアメリカで英語版しか見ていないので、日本語字幕で見るのが楽しみです!
ただ一点。(残念っていうことじゃなく)合成シーンなどを見ると、「パッション」とは予算がずいぶん違ったのかな・・・と思ったりしてしまいます。もちろんこれは、映画の内容をマイナスにするものじゃないので、余計な感想かも知れませんが、正直なところを書いてみました。そのあたりは「パッション」にはかないませんが、内容自体はホントに素晴らしいです。
・「美しい画像、リアルなマリアとヨセフ」
初めに出てくる祭司ゼカリアの豪華な衣装に圧倒されます。美しい映像、初々しい少女のようなマリア。聖書の世界が展開されるのですが、非常にリアルで、私たちの日常に近いのです。「マリアが処女で子を産む。ヨセフの子ではないはず」マリアは村人ばかりか、両親にまで、更に婚約者のヨセフまでがマリアの処女性を疑います。けれども苦悩の中、ヨセフはマリアを信頼し、村から人口調査のために出て行きます。そこからの旅の道筋もなかなか味があります。市場を通るヨセフに「おい、奥さんにこのネックレスはどうだい?」と声をかける商人など。
エルサレムに着く頃、マリアの顔は乙女から母に代わります。そして出産。本当に清々しく美しいシーンです。
従姉の不妊の女エリザベトの出産は感動的でした。
東方の賢者の俳優は一見に値します!非常にユーモラス。
これ以上はどうぞ貴方がご覧下さい。
「本のお話」ではない、聖書の世界が展開されます。途中ガリラヤ湖畔で宿泊しますが、ヨセフが釣って来た魚をマリアに渡し、さばいて食べています。(笑)なんか「ガリラヤキャンプ場」って感じで面白い。
映像の美しさはダントツです。決してこの値段で美しい映像美。購入する価値は十分です。お勧めします。
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