・「待望の名作、必見!」
ラングのアメリカ時代の代表作の一つ。ふとした出来心から、謎めいた美女の住まいに赴いた真面目一徹の主人公が、思わぬことから殺人を犯してしまい、精神的に追いつめられていく過程は迫力満点。どちらかと言えば善良な、普通の人が犯罪に手を染めてしまい、それを隠そうとしてかえって追いつめられていくという主題は、少し前に出た『ブルー・ガーディニア』と同様。不安と絶望に追い立てられ、苦悶する主人公の状況を描くラングの演出は、見事!の一言。人間の愚かさ、弱さをこれでもかと炙り出すラングの辛辣さは、本作でも絶好調である。主人公の表情、仕草、何気ない会話、そして小道具による暗示等、絶妙に計算されたシークエンスが見事なテンポ感で繋がれ、観ている方はぐいぐい引き込まれ、目を離すことができない。主役のE.G.ロビンソンが、繊細この上ない素晴らしい名演! 主人公を恐喝するチンピラのダン・デュリエが、ねちねちと嫌らしい凄みを漂わせる怪演。そして何と言ってもファム・ファタルのジョーン・ベネットがあるいは謎めき、あるいは妖艶に美しく、あるいは覚悟を決めた女の恐ろしさを見事に見せてくれる。セットや小道具のこだわりも含めて、かなり完成度の高い作品。これは必見!
・「コメディではありません。サスペンスです。」
本作は,1962年に公開されたフランス映画の同名作品(DVD化されていないと思います。)とは全く内容が異なり,俗に言う飾り窓の女(アムステルダムの娼婦街の女性)は登場しません。
ドラマの構成は犯罪サスペンスで,妻子のある犯罪心理学者のリチャード(エドワード・G・ロビンソン)が,不思議な美女(ジョーン・ベネット)と意気投合し,後ろめたさを感じつつもドキドキしていると,お約束で殺人事件に巻き込まれてしまう,という感じですね。60年以上も前の作品ですから複雑なトリックシーンがあるわけでもなく,今となっては平凡な展開といえるでしょうが,とんでもないオチが待っています。そのオチは見てからのお楽しみですが,大ドンデン返しとかじゃなく,“エ〜そんなのアリ?”みたいな感じのオチで,賛否両論あるようです。因みに私は,こういう形のサスペンス,決して嫌いじゃありません。
それにしてもロビンソン先生,犯罪心理学を専攻しているはずなのに,自分がその立場になると証拠は残しまくるし,検事の前では余計なことを口走るし,なかなか笑わせてくれますね。★一つ差し上げます。そして,ドラマの筋とは関係ありませんが,ジョーン・ベネットは素敵です。黒のドレスで髪をブルネットと全身は黒で統一されています。コートを脱ぐとこのドレスは上半身が黒のシースルーでインナーが白で,ちょっと見だと全部透けて見えるような感じになっています。このセンスは十分現在でも通用しますね。★一つ差し上げます。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。