薔薇の名前 特別版
ジャン=ジャック・アノー(監督), ショーン・コネリー(俳優), クリスチャン・スレーター(俳優), F・マーレイ・エイブラハム(俳優), ウンベルト・エーコ(原著)
・「ヨーロッパに興味のある人必見!!」
中世の陰鬱な雰囲気がたまらん。ここまで美術が素晴らしい映画ってほかにないのでは?暗くて重くて静かで知的なヨーロッパの本気エンターテイメント
・「中世の雰囲気・・」
暗黒の中世の雰囲気がよく出ていた。教皇サイドと民衆の関係。教皇組織と修道士の関係。無知な民衆をコントロールするには、民衆への知識の広がりは恐怖に過ぎない(下部の修道士の場合も同様)。その辺りがよく分かる映画であった。映画の中では、閉鎖的な教会の生活ぶりや修道士の同性愛なども見られ、なんとも言えない独特なムードが印象的であった。 そして何と言ってもショーン・コネリーの名演が光った。 そこにはジェームズ・ボンドの面影は全くなく、個別の存在感のみあった。ハリソン・フォードではこうもいくまい。
・「原作読んで出直します」
”中世の禁書をめぐる殺人”おもしろそー!と思って期待大で見たけどかなり予想と違う結果で終わってしまいました。これ原作読んでないとダメなんでしょうか?あの時代を扱ったモノって苦手じゃないけど、狙いを読めない内に終わったという感じ。他のレビュアーさん達はとても楽しめた様子、なのでこんな人もいるよってことで一応書いてみました。
・「本編よりも長いメイキング映像で倍楽しめます!」
建物、衣装、小物の隅々までジャン・ジャック・アノー監督こだわりの中世修道院世界の再現、主演のショーン・コネリーの痺れる様な渋さ・・等々、ミステリー・教会美術・歴史好きとしては大絶賛の映画です。が、さらにDVDにはアノー自身が語るメイキング・フィルムが130分!加えてアノー自身がスタッフ関係について語るのインタビュー・フィルム、さらに、ドイツで作られた解説フィルムまでついていてお得感タップリ、1本(枚?)で数倍楽しめます。せっかくこんなにお得なのに外ジャケットには「映像特典:59分」としか書いてないのは何故?とにかく「DVD買って良かった〜」と大満足の1枚です。
・「両方そろえるしか・・・」
名作と言うには原作に及ばず。しかし、傑作。原作を読めば傑作に観えるし、読んでおられなければ名作にも観えるだろう。ショーン・コネリーの嬉々とした「苦笑い」の続く演技。この作品で彼がオスカーを獲れなかったのが不思議だ。”羊”の”ハニバル”ホプキンスと同等の名演なのに。クリスチャン”最近どうしてる?”スレイターの朴訥とした佇まいも何度観ても心が躍る。
僕はビデオで10回以上観た(トリミングがムチャクチャ!ですが)ので、一生ものだと思ってDVDを購入して心躍らせて観た。改めて傑作であることに何らの疑いもない。ましてや「ダビンチ・コード」のあと。さらに深みが増す。メイキング(独国制作)も嬉しい!
ただし、みなさんが指摘された通り、この作品の根幹を成す最後のメッセージがDVD版にもかかわらず削除されているのだけは。。。!?劇場とビデオでご覧になっておられない方々のために記しておきます。
「薔薇は神の付けたる名にして、我らが薔薇は、名も無き薔薇なり」
・「暗黒中世の再現」
中世の暗黒時代が良く現わされていました。宗教観など、我々日本人には多少わかりにくい複雑な中世の宗教問題があります。禁書を巡る殺人は、ダビンチコートを思い出させるものがあります。S・コネリーの持ち味がとてもよく、お勧めです。
・「素晴らしい物語と美しい映像」
ジャン・ジャック=アノー監督の86年の作品で、正直な話、最初それ程、期待していなかったのですが、評判がとてもいい作品だったので、これを機会に拝見しました。 開巻から、中世の世界に導かれるような演出は見事でありましたが、事件の真相に迫る内容がなかなか現れず、半ば見ていて退屈してしまいましたが、中盤から一気に感慨深くさせるドラマ展開に圧倒されました。 見終わって、我々日本人には多少わかりにくい複雑な中世の宗教問題が背景となってますが、登場人物それぞれの人間のあり方について考察を加えながらも、ラストの美談こそ最も強く印象に残りました。決して比較にはならないと思いますが、同じサスペンス、ミステリーとしては主演のS・コネリーとも、傑作と名高い『セブン』よりもこちらの方が断然上ですね。
・「見事な映画化です」
原作は重厚長大でとらえどころがなく、煙に巻かれたようになって、挫折してしまうが、この映画は、原作のエッセンスを取りながら、それなりにウンベルト・エーコの世界を上手に表現していると思う。ショーン・コネリーがいい。脇を固める気色の悪い人物も実に良くできていて、最後まで飽きさせない。ミステリー仕立てなので、内容には踏み込めないが、横溝正史シリーズの映画を見ているような印象もある。
・「修道院連続殺人事件」
原作はハードカバー上下巻の大作かつ、ペダンティズムの極みなので、2時間で終わる映画は、逆にありがたいところでしょう。異端審問や教会の教義などについては普通の日本人には理解できないでしょうし…。
原作は衒学がありすぎてミステリーなのかどうかも埋もれるくらいですが、映画では僧院を舞台にした見立てものの連続殺人事件というかたちですっきりまとまっていて、分かりやすいです。ただ、犯人が被害者を選んだ理由がもうひとつ説明不足かも…。
ふつうは原作を読んでいると映画はつまらなくなるものですが、本作の場合は珍しく、原作を先に読めば原作を理解する助けになるし、映画を先に見ればその背景にあるものをより深く知ることができるという、珍しいタイプの作品。
・「クリスチャン・スレーターが光った」
本の評判の高さとショーン・コネリーの演技の評価の高さでこの作品を見ましたが…。思わぬ大発見!!ストーリーやS・コネリーより、まだ少年のクリスチャン・スレーターのみごとなはまり役に感動!!最近とんと姿をみず、最後に見たへんてこなラブコメ映画ではすっかり髪もとぼしいさえない中年になりつつあった彼の少年時代がこんな美少年だったとはびつくり!また、顔立ち、演技がこれから世間にもまれていくいいとこのお坊ちゃんって設定にぴったし。いやあよかった。彼の演技を見るだけでも価値ありです。
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