●勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
●読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)
●勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド (ディスカヴァー携書 022)
・「果たして万能な方程式なのか」
「利益の方程式」の有用性は認めますが、この「方程式」が「万能」であるかの如く記述している点は問題です。
冒頭の直接原価計算に対する批判自体は特段異論ありませんが、「方程式」ではこの問題を「避けている」か「深刻化しない状況」を扱っているだけです。決して、解決策を示すものではありませんし、「取って代る」ものでもありません。
「方程式」では、本来「全部原価(固定費+変動費)」を扱うべきでしたが、いつの間にか「原価≒変動費」となります。現に、そのように説明されている部分が随所に見られます。また、通信会社の過去の設備投資なども「埋没原価」なので、結局は「変動費」を中心に扱っています。要は、「直接原価計算」の一部である「売上」、「変動費 or らしきもの」、「限界利益 or らしきもの」を感覚的に扱っているに過ぎないわけで、これでは先の直接原価計算に対する批判は一体何だったのか、理解に苦しみます。
この「方程式」はコストとして「変動費」を中心に扱うからこそ、利益予測が顧客数との関係で容易になるからシンプルなのです。「方程式」が適合するのは、大枠の固定費が決定した後の戦術レベル、見込客数が容易に推定できる場合など限られた状況です。端的には、マーケティングにおける戦術(4P)をマイナーチェンジするようなレベルでしょうか。
しかし、顧客数の見積りは非常に難しい場合が多く、時間軸が長くなれば一層困難になります。分母(顧客数)が大幅に変動し、分子に含まれる固定費が大きくなると、固定費を含めた「顧客当たりの原価」を直接扱うのは厄介です。これが「方程式」の最大の弱点ですが、こうした状況は説明されていません。
「方程式」は分母(顧客数)の変動、分子(固定費)の大きさが重要な意味を持つ「長期的な(時系列で捉える)問題」や「多額かつ固定的な投資を伴う意思決定」には明らかに適していません。決して「万能」ではありません。
・「骨太の本」
冒頭からラストまで一本太い棍棒が通っているような感じを受ける。売上げ重視で以前はよかったが、今の時代、売上げ重視では効率が悪く、生き残っていけないということを簡単に教えてくれる。
利益に関しては会計上の複雑な利益ではなく、日々意識できる範囲の、しかもすぐに暗算できる勝間式の計算方法を何度も何度も繰り返す。この繰り返しを寝ず貸せることによって、効率よく仕事をし、無駄な長時間労働をなくそうと訴えている。
そもそも、儲けること(利益を上げること)は悪いことではない。ここで、変に道徳的な罪悪感を感じてしまうと歩みが止まってしまう。利益を上げることについての考え方についても示唆をくれる。
全体を通して漫画を読んでいるように簡単に噛み砕いて教えてくれる。しかし、その考え方はシンプルであるがゆえに、遠くまで我々を導いてくれそうだ。ぱらぱらとめくると非常にすっきりとした紙面と図、太字の多様、適度なグラフの量、そして漫画のようにデフォルメされたシンプルな考え方がつい手に取って買ってしまうという流れを作っているのかもなぁと思う。
解説付きの参考文献、参考文献一覧なども読者に優しい。KBF、キャズムなどところどころに有名なキーワードがちりばめられていて、慣れてない自分としてはちょっとうれしかった。初めて聞いたという人は本屋で立ち読みしてみてはどうだろうか?
・「経営コンサルとしても凄い人と思いました」
ビジネスモデルの勘所を押さえるための考え方を解説しています。
帯の「目からウロコの黄金ルール」というのはかなり大げさだとは思いますが、実践的で、それなりに現場での場数を踏んでいらっしゃることが分かります。
自分の会社のビジネスを改めてコンサルの視点から見つめるための手がかりになると思います。
・「ビジネスの実践書というより学術理論的なのが惜しい。」
最近売れている野間勝代さんの本ということで購入しました。非常にレベルの高い本だと思います。大学で管理会計を専攻していたお陰で何とか読み通すことができました。なるほどなあという点が多く共感でき、いい本だと思います。一方で、ビジネスの実践書というより学術的専門書の域を出るまでもう一歩という感じです。企業を外部からあるいはトップマネジメントレベルから捉えた視点になりがちなのが気になりました(内容を消化するのに時間がかかった)。メーカー営業畑の私には自分の業務で実践するとなるとちょっとという点が多いです。公認会計士、証券アナリスト、経営コンサルタントという著者の出身畑の影響でしょうか。随所に肩書や経歴が出てくるのが邪魔です。あまりにも頻繁で中味の説得性には還って逆効果に思えます。商社の営業部門やメーカーではあまり馴染みのない専門用語やカタカナ英語が多いですね。全体的に、相手の立場に立ってもうひと手間加えてほしかったです。この点は、出版社と著者に今後期待することです。財務や会計のプロ、金融機関のビジネスマンにはわかりやすいでしょう。メーカーや商社のビジネスマンは頑張れば読み解けると思います。
・「具体的でわかりやすいです☆」
外資系企業を渡り歩かれたエリートの本としては、たいへんわかりやすく書かれており、私としては、助かりました。マクロ的な発想や抽象的な表現の連続かと思いきや、すごく具体的事例や表現になっており、読者にすべてを公開しようというくらいの姿勢が感じられて大変好感が持てました。次回作も楽しみにしています!
・「一騎に消費されている勝間和代さん?」
本書は、起業家や商売人にはとても参考になり、人口が減少している今の日本市場におけるビジネスモデルの構築に非常に役に立つと思います。
・「最後の章から読みましょう」
最後の章である第8章にはこの本のサマリーが書いてあります。
まずは第8章を読んで本の要点を把握↓分からない所や知りたいところをチェック↓目次でその個所を探しだして読んでみる
この流れで読むと効率よく読んでいけると思います。
私は理系出身なので経営とか利益ということがあまり分かってないですし、きちんと学んだことがないのでお金がらみの本は読むと眠くなることが多かったんですが、数字がやたらと出てくるわけでもなく会計用語もあまり出てこないので、この本はわりと分かりやすく読むことできました。
入門書として読むにはピッタリだと思います。
・「どうするとベストセラーになるのかがわかる本」
CDにはヒットした曲だけをあつめたBEST版というものがあります。
すばらしい。一読すべき本です。
ただ、借り物が多い。キャズムなんてそのまんまです。ですからあまり本を読まない人にはおすすめです。BEST版の本ですから。
BESTな本のBESTな所を切り取るとベストセラーになる。という見本の本でもあります。
サブタイトルは、ものまねというよりギャグかと思いました。
本書に書かれている利益についての考え方は、いつもみんな薄々気づいていたことだと思います。
それをズバッと書いているところは勝間さんならではだと思います。ハッ とされたかたも多いのではないでしょうか。この思い切りの良さが勝間さんのすばらしいところだと思います。借り物が多いものの、それを簡潔にわかりやすく書いてあるということも評価できます。
あと秀逸の本を探すのも大変です。本書に、勝間さんのお勧めする本が、書かれています。これは良書が多いです。
・「この本で著者が訴えていることは,より人間らしい生活ができるようにこの社会を変えていこうということである。」
経営に関しては素人同然である私でも,ある程度「利益」というものの考え方をわかりやすく教えてくれている。勝間式「万能利益の方程式」である利益=(単価−獲得コスト−原価)×顧客数という,この「単価」「獲得コスト」「原価」「顧客数」という4つの変数について,一つ一つを取り上げ詳しく解説している。特に後半の変数についての説明の章は,具体例なども多くとてもわかりやすい。そして,何より「利益を得ようとすることは,決して悪いことではない」という著者の訴えが,文章の節々からとてもよく伝わる。最終章にある「儲けというのは,顧客の感謝の表れなのです」という言葉が印象的だ。著者の意見としては,それぞれの企業が利益についてもっと詳細にリサーチをして,過剰投資をやめ,無駄をなくし,ワークライフバランスをよりよいものにしていこうということである。著者が何度も繰り返しているように,日本人の労働生産性は先進国の中で最下位である。日本の企業,とくにサービス業が利益を得られない状態になってしまっている。この現状を改善するためには,利益をもっと正確に読み解く必要があるのだ。つまり,この本で著者が訴えていることは,利益の向上方法の提示ではなく,それによりサラリーマンが効率よく時間を使い,より人間らしい生活ができるようにこの社会を変えていこうということである。著者はそのために方法論を提示しているのだ。私は,著者の具体的なアドバイスはもちろんだが,そのような著者の根底にある思想に深く共感する。 今の日本のサラリーマンがなぜ,こんなにも非効率になってしまったのか。それは日本人が「考えない」人種になってしまったことが原因であると考えている。なぜ「利益」について今考えなければならないのか。それこそが最も重要なテーマであるとも言える。
・「ケチケチしない気持よさ」
簡単に言うと、「失敗しない利益獲得術」。顧客獲得にかかるコストを下げ、顧客あたりの単価を増やす。枝葉末節は、省く。リスク回避にコストをかけすぎない。などなど。
マーケティングやコンサルティングに詳しい人にとっては、”継ぎ接ぎ”のような印象を与えるかもしれませんが、シロートには噛み砕かれた切り口、文章が特徴の本書は、とってもありがたいです。
ちなみに対象はロストジェネレーション世代だそうです。その、勝ち組、なんでしょうね。ロスジェネと聞くと貧困な印象が強いですが、層が厚いので、勝ち組の人数も多い。すごいマーケティング力です。
人によっては、少々、上から目線に感じられる部分もあるそうですが、わたしは、むしろ”媚びすぎない”感じに、好感・信頼感が持てました。参考文献も興味深く、他に読んでみたいという本が見つかります。
ふと考えてみると、本も、原価を考えると粉物屋に似ているかもしれませんね。付加価値が、価格に反映されます。でも、結局は紙。言葉は悪いけど、読み捨てることに、あまり”もったいない”というような罪悪を感じすぎない方がいいメディアなのかな、と感じました。
「お金は感謝の表れ」。すごい表現ですね。ポジティブで、気持いいです。 つい、買ってしまいますね。
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