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▼偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1)):詳細

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
武田 邦彦(著)

▼クチコミ情報

・「常識を疑う目を持ち、正しい情報を選択しましょう
「環境にやさしい」をテーマに作られた環境利権で潤っている、役人や業者に対する怒りの一冊。

この本は「環境問題の真実を知りたい人」「企業や自治体のウソを見抜きたい人」「環境の為に、どうするべきなのかを考えたい人」におすすめします。

用意されたデータや、ちょっと強引な考え方に「本当なのか?」と疑問を感じる部分はあるが、常識とされている事を批判する挑戦的な姿勢がすごい。

豪華なスタジオで製作されたテレビ番組や、企業のCMが「地球環境の為に電気を節約しましょう」と言っている事を、疑わないといけないと思わせる一冊です。

・「商売人ですね
世の中でよいとされていることに「実はね・・・」といって人の興味をそそり、いかにも事実を調べたかのような文章で批判し、混乱させるようなことを書く。本が売れればそれでよし。まさにそんな本だと私は思います。なぜ、そんなことが言えるのか?それは簡単です。私がこの本に書かれていることが、一部については確実に真っ赤なうそだということを知っている現場で働く人間だからです。本当に、このような人の良心を踏みにじるような本には怒りを感じます。

・「読むに値しないトンデモ本
本書の著者、武田邦彦、「環境問題のウソ」の著者である池田清彦、「バカの壁」の著者である養老孟司、この三人にはトンデモ学者(教授)という共通項がある。お互いに共著も出しているからよく気が合うのだろう。本書では洗剤VS石鹸の項がとくに興味をそそられる。本質的な比較になってないばかりか、ただ単に石鹸を否定しているに過ぎない。合成洗剤は人体へ悪影響があることや化学物質まみれであることなど成分表をみれば素人が判断してもあきらかである。

武田さんよ、合成洗剤と石鹸(不純物や化学物質の添加がないものに限る)で、お家の換気扇の油汚れでも落とし比べてからモノを言え。

・「少し穿った読み方を必要としますけど……
 かつて東京都民であった頃、指定のゴミ袋が売り出された。このゴミ袋を使わないとゴミを出せないのである。どうして、そのゴミ袋が採択されたのか、環境に優しいと言う美名のもと、裏では利権が渦巻いているのは見え見えだった。だが、そのゴミ袋メーカーが儲けに儲けたのは間違いないだろう。

 横浜市には、高性能の焼却炉がある。とりあえず、何でも燃やせるのである。引っ越したばかりの頃は、分別収集などしていなかった。が、エコロジーの名のもと、二三年前から分別収集が始まった。実際にリサイクルされているのか、それは分からない。

 地元の小学校で、資源回収も行っていて、僕は「資源ゴミ」はここに出している。善意ではない。アパートのエントランスに置いておけばいいから、楽ちんなのである。市の資源ゴミ回収は、ゴミ置き場まで、重い新聞紙などを、えっちらおっちら運ばないといけないからだ。

 古紙について言えば、市の契約している業者が集めに来る。明け方に、他の古紙業者が持っていくと、それは窃盗になる。どういう経緯で契約に至ったのか、ゴミ収集の手引きには何も書かれていない。新聞配達店も回収をしている。お駄賃代わりにトイレットペーパーをくれる。だが、僕はそのトイレットペーパーは要らない。デリケートな僕のお尻は二枚重ねのトイレットペーパーを必要とするのだ。

 それはさておき、昆虫をやっていると、声高なエコロジーの中身が虚構に満ちていることに、簡単に思い当たる。森林の利用、里山の維持、それらは採りたい虫の生息に影響してくるからだ。池田清彦と養老孟司の共著『ほんとうの環境問題』は真を突いている。二人とも虫屋だから、実感で環境のことが分かっている。

 リサイクルペーパーは、新紙よりも、コストが掛かる。が、お役所が使う紙はリサイクルペーパーを求める。そのコスト差は製紙会社などに、還元されない。であれば、製紙会社は、これはリサイクルペーパーですと売った方が、利益を削減せずにすむ。偽装偽装と非難されたが、業者の首を絞めているのは、エコロジーを旗印にしているお役所、発注側なのである。だいたい、リサイクルペーパーを作るには、大量のエネルギーを使うのである。

 ロハスという言葉もキライだ。噴飯ものの「エコ・セレブ」……。どこのブランドだったか忘れたが、エコバッグを売り出したところ、あっという間に完売。買った女の子たちは、エコロジストを目指しているわけではない。エコ・セレブになりたいだけなのだ。

 なんでもかんでも「地球にやさしい」と言いたがる人がいる。地球が人類にやさしくしてくれているのだろうか? さまざまな天災は、やさしい地球が引き起こすものである。さまざまな病疫は、地球に「共生」するウィルスなどによって罹患するものである。

 そして、なんでも地球温暖化という人も多い。日本を基準に考えれば、もっと暑かった時代もあるし、もっと寒かった時代もある。化石を見れば一目瞭然だし、キマダラルリツバメみたいな熱帯の蝶が岩手あたりに分布しているのも、岩手が暑かった時代があったことを物語ってくれる。

 本当にミクロな意味での地球温暖化を防ぎたいなら、今すぐ自動車の利用を最小限にし、舗装路を土に帰すべきなのである。だが、それは不便だから、やらない、主張しない。この辺りは嫌煙運動に似たものがある。世の多数者は、その権益を捨てることはしない。

 『偽善エコロジー』は、そのデータの作り方など賛否いろいろあるけれど、視点を変えて、世の中を見てみるにはいい本だと思います。

・「読んで損はありません
私は経済を専攻している学生です。そのため、本書の中の数値や書かれていることの信憑性については知識が及びませんが、この本を読んで率直に感じたことがあります。とても安心したというか、「ほっ」としました。やっぱり今のエコは、ベクトルが少し違うのではないか…そのような悶々とした思いを、この本を読んで発散できたような気がしました。確かに環境問題に目を向けることはとても大切です。しかし、今の社会では、それらに無理やり目をむけようとしていて、私はなんだか「やらされている」という感覚から抜け出せずにいました。何事も「やらされている」という感覚があるときは、人は変われないと思います。それは社会全体から見ても同様ではないでしょうか。このようなことを書くと、この本も私もエコ生活(環境に良い生活)を全面否定しているようですが、そのような内容ではありません。あくまで、『エコの本質とは何か?』その答えについて、自分なりに改めて考えるきっかけになる良い本だと思います。多角的な視点で物事を捉えることはとても大切ですね。お勧めです。

・「「分別回収」“ポイ捨て“よりはマシなはず‥
「リサイクル」って確かに胡散くさいところがあるし、「故紙100%偽装」事件以来、偽善的な臭いがつきまとう。 そして、「エコロジー」は「地球にやさしい」というキャッチとともにさらに胡散臭く響く。

 本書でもこの2つが論じられているように、結局「リサイクル=エコロジー」と思いがちな我われの誤った観念が問題なのだろう。 本書の冒頭に書いてあるように、企業はイメージを上げて売上げを伸ばそうとエコロジーを標榜する。 で、封筒やら名刺に「100%再生紙使用」なんて刷り込むのだ。 これこそ、まさに「エコロジー」と「リサイクル」の混同と言えよう。 再生紙を使うのは、ただ単に、コストの問題に過ぎないのに‥。 そして故紙コストが上がると相対的に安い木材パルプを混ぜるのだ。

 品質は上がるのに偽装だと言われて非難される。 メーカーもさぞ忸怩たるものがあることだろう。

 とりあえず、エコに対する意識が上がれば、空き缶やペットボトルが回収されてポイ捨てが少なくなるだろうから、あまりエコは無駄だムダだと言わないで欲しいかな‥と私は思う。 それじゃ、ダメ?

・「目から鱗の…とはいきませんが。
『国家の品格』のような読後感でした。おそらく掲載されていることは事実に間違いないのでしょう。それをどう判断するのかは「信念」とか「考え方」の問題だと思います。『国家の品格』の藤原さんも間違ったことは言わなかった、なおかつ筋の曲がったことも言わなかった。正しいことを個人の主義主張の中で正しく述べたのです。ですので、間違いはありませんし、批判されることもないと思います。あるのは「好き嫌い」であって、なおかつ「現実的かどうか」なのです。ここ十年の日本を見ても、最初は左寄りに傾いていたのに、右寄りに世論が傾いていることが多くなった。でも最近は大きな左の枠組みの中で右寄りになりつつある。(地域主義とでも言うのでしょうか…)これは全て個人的な感覚なので了承頂きたいのですが、個人的ながらもそう感じました。本書の個人的な感想をまとめてみると、

1)大局的な思想の流れを変えることは難しい。

2)局所的に間違っていることが全体的に間違っているとは必ずしも限らない。

3)経済的な成功を求めないと継続できない社会構造になっている。

わかりやすく言うと、「あなたのおっしゃることは正しいですが、わたしはあなたの考え方は好きではありません。」というスタンスを許容する思想がこの中では抜けているのです。一個人が日本や世界全てのことを把握することは絶対的に不可能です。私たちは数値や歴史などからそれらのことを大局的に把握しているに過ぎないのであって、所詮色々なものに影響されて生活しているのです。数多くの時と場合によっては世間やメディアの情報に基づいて判断しないといけないのです。そうした中に、本書の様な世の中の矛盾を批判する書物が出て来ても良いと思います。どちらかというと、もっとたくさんこの様な本が出て、いろんな分野で議論が盛んになれば良いと思います。

だた、注意しなければいけないことは、正しいことを知っていたとしても、数限りなくある正しいことのほんの一部にしか過ぎないということです。世の中には、科学的に正しい、統計的に正しい、の他にたくさんの正しいがあると思います。そのうちの少しの「正しい」をこの本で見つけて頂けたらと思います。あまりスケールの大きいことはなかなか正確には判断できないのです。また、一見正しそうにみえても本当は間違っていることもあります。あの「不都合な真実」でもノーベル賞を採ったのですから。大局的な正しさと局所的な正しさをどう『評価』するかの問題です。

・「ちょっと我田引水っぽいかんじもしますが…
 それなりに楽しく読める内容でしたが、意地悪な見方をすると、理屈もデータ類も自分の主張に都合のよいものが多いような気もしました。 でも「お上が船頭やってるリサイクルだからすべて公明正大だなんて安易に思うな」とか「リサイクルより,むしろモノを大切に使い続けようという気持ちのほうが大切なんだ」といった主張には耳を傾けるべきだと強く思いました。 さて次のゴミ回収の日、私はどんなふうに分別するのでしょう…

・「全く同感です
世の中エコばやりですが,「ほんとにそれってエコ?」という物がたくさんあります.本書では,レジ袋の削減,リサイクル,バイオエタノールなどエコと言われているけれども実際にはエコになっていないという数々の例を数値的な根拠とともに示しています.個人的には全く同感な事例が多くありました.

とは言うものの,これまで古紙回収のために分別を一生懸命やってきたのに,それがほとんど意味なしと言われるとちょっとショックでした.結局は買った物は大事に使って,なるべくゴミを出さないというのがポイントでしょう.

非常に多岐にわたる事例について,じっくりと説明されておりますので,エコに対する認識を新たにするとともに,世間の常識に流されないことの重要さを痛感します.ただし,エコとは直接関係しないかもしれませんが,横浜市ではゴミの分別収集のおかげでゴミ焼却場がいくつか閉鎖でき税金の節約につながったと横浜市長が自慢していましたので,それなりの効果はあるようです.

・「環境問題は政治問題である
という事を養老孟司氏は述べていたが、本書を読むとまさにその通りだなという事がわかりました。ペットボトル1キログラム当たり450円の税金を投じて回収し、50円で中国に売ってもうけたと喜んでいる役人・・という行には唖然というよりも、詐欺師達に騙され続けている国民として怒髪天を衝く状態になりました。ではそれを知った処でどうすれば改善されるのか・・・それは諦めず国民の一人として政治に参加、つまり慎重に人を選んで投票するしかないのかもしれません。それはナイーブな意見かもしれないのですが。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
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