機動戦士ガンダム THE ORIGIN (17) ララァ編・前 (角川コミックス・エース 80-20)
安彦 良和(著), 矢立 肇(その他), 富野 由悠季(その他)
・「おぢさんに愛の手を!!!」
コンスコン少将かっこ悪すぎ!あんな無能な司令官があるかね。
私の愛するドレンも見せ場なくやられてしまった。
アムロのお父さんも悲惨なことになっているし・・・。
安彦先生、おぢさんたちに愛の手を!!!
あとはスレッガーさんに期待かなあ・・・。
・「原作通り」
いい意味でも悪い意味でも原作通りです…が最近の話しから気になっているんですがオリジンらしい雰囲気が無くなってきていると思いますMSや人の動き、演出、何よりMSデザインが原作に戻ってしまったのが残念です…ザクのあのかっこよさは凄かったのに…(まぁこの巻では頭しか出ませんが)
あとこの巻で驚いたのはスレッガーとセイラさんが原作通りコア・ブースターに乗っていた事ですねシャア・セイラ編でMSの能力を嫌って程出したのに何故ここにきて戦闘機?ソロモンでの演出があるんでしょうがGMでの活躍も見たかったです…
・「地球生まれのララァ」
安彦さんによればララァという娘は、なかなか好きになれないキャラクターだというインタビューをかなり昔から言われていました。富野色の濃いキャラゆえなのでしょうか?ダイターンのコロスやイデオンのカララなんかと同じ富野産の女性だからでしょうか?
一方アムロには好感を感じていて母と別れ、父と再会し、ミライには「かわいそうな子」と言われるアムロですが、安彦まんがに登場する少年像にもれず、ナイーブで反骨、本性は優しい子というアムロ。そんなララァとアムロですがオリジン最終章の中では、「戦い」の中で「互い」を「解ってしまった」間がらとして描かれるのだと思います。だから、ニュータイプなんて概念はめんどくさい・・、と笑ってコメントされていたことがありました。
安彦さんの中では、アムロなりララァに血肉の感じる描き方を予定しているように思うのです。ニュータイプの定義とされる、「宇宙に出てからの認識力の拡大」という話。みなさんお気づきでしょうがララァは「地球育ち」です。14巻でその素養を見出したのはシャアですが地球生まれの彼女には宇宙に出る前から「その才能」を持ちえていたわけです。安彦良和という作家は泥臭い作家です。古事記ではナムジが牢屋の中で幽閉され子供に帰っていくように、またかつての作品群の中でも心のうちの描写は、悲劇を体言してきた者達だからこそ「やさしさに打ち震える」ことが多く描かれています。終章に向けて安彦氏が好きな母性を描く象徴としてララァを描きたい。今巻のララァやアムロの姿を見ていると、そんな予定があるように思われるのですが。
だからこそ、だからこそ、二人の男が戦う理由がそこにあるように思えるのです。とても泥臭い訳を丹念に描きたいと思っているのではないでしょうか。シャアとアムロにとって縁(よすが)、ララァとは二人の男の間で揺れる女であり、厄介なひとに違いありません。もし、シャアの剣でアムロが血みどろに風に舞うようになっていたら、やはりララァはガンダムの盾になったのでしょうか? せん無いことですが、たぶんアムロの盾にはならないんじゃないか、そんな風に思っちゃうなぁ。
次巻収録となりますがシャリア・ブル戦がオリジナルとして展開しています。このオリジンのシリーズは一番世間に認知されている映画版が底本としながらも、増補、改定を加えながら展開しています。長くシャア・セイラの流浪篇などオリジナルの展開が続くものですので、カメラがホワイトベースに戻ってから続く新展開こそ、安彦氏がテレビシリーズで病気で倒れた後のクールを描く展開となります。
一見、テレビをトレースしているようですが、みなさんの洞察力で見落としているところはないでしょうか ?
ユリイカ 2007年9月号 特集 安彦良和
・「手の加えようがない、秀逸なストーリー。」
辛口の評価がある事を念頭に読んだのですが、とても楽しく読み終えました。雑だと言われている絵も、言われてみればそうかな?というぐらいで、この作品に対する期待を裏切るレベルではないと思います。 僕が気になったのは背景が簡素だったことぐらいかな。
・「どうしちゃったの?」
ストーリ云々を論じるより、とにかく安彦さんが疲れているのが絵のタッチから伝わってきて、ずっとファンを続けてきた身としては読むのがイタイほどでした。シャアとアムロの対面シーンやミライとブライトの掛け合いなど、コマ割りが安易な気がするんですよね。シャアとララアの戦場観戦シーンには、明らかにデッサンの狂ったヘンな顔つきの素顔のシャアが出てきています。シャアの顔もミョーに若返っているし… 今までの巻で描かれきたようなシャアの色気が無くなっていて残念です。他にもいつもの安彦さんの画と比べると明らかに質の低いコマはいくつもあります。お疲れなのかと心配です。次巻で持ち直すことを心より願っています…
・「16巻が良かっただけに」
私は、ガンダムエースは読まずに単行本専門に揃えています。16巻がすごく良かったので期待していたのですが、少し期待はずれでした。サプライズは期待していませんでしたが、今回は映画とテレビのストーリーをただなぞっていくだけだったというのが正直な感想です。あまりにさらっとしているので、あっという間に読んでおしまいっていう感じでした。ほかに仰っている方がいましたが、私も絵が粗く、あれっ?という印象を持ちましたので、同じ感想を持った方がいたことで妙に納得してしまいした。これは想像でしかありませんが、物語の展開や絵の質から安彦氏が乗らない時期だったのかなと思いました。長丁場ですからね。乗るときもあれば乗らないときもあるでしょう。物語も終盤ですので、どうにか持ち直してラストを迎えてほしいです。
・「絵がちょっと粗っぽい感じ」
安彦版ガンダムということで安易に賞賛するようなコメントが多いですが、私はちょっと絵が手抜き、というか雑な感じに受け取れました。この調子で最後まで続くのか、ちょっと心配です。せっかくのガンダムなので。
・「謎の解明」
オリジン全体を通じていえることだと思いますが、放映当時には、謎のまま取り残されてしまった部分を公式設定を壊すことなく補足してくれています。あるいは、原作とは違う展開や立場を取り入れることで独自の「安彦ワールド」を形成しています。
ララアの登場は、開戦編でその謎の部分が解き明かされており、今回はその流れに沿う形で、TVシリーズと同調させております。
当時からのファンとしては、ガンダム世界の謎を解き明かして頂き、非常に嬉しく感じております。
・「アムロ・レイの辛い別れとめぐりあいと。」
はなしの筋で言うと、ドレンさんがガンダムにやられてコンスコンさんがやっぱりガンダムにやられるまで。「ドレンさん」から「コンスコンさん」までの間に、ミライさんとカムランさんとスレッガーさんがトラブって、アムロくんがお父さんにがっかりしながらララァさんと出会う、という「あらすじ」になります。アニメからの変更はなし(アニメを知らない人にはまったく要領を得ない「あらすじ」で恐縮ですが)。アムロとララァの「ただただ美しい」邂逅シーンはアニメよりタッチが綿密で、しかもアニメと違った躍動感があります。これまで「THE ORIGIN」はアニメからの筋の大胆な変更でファンをびっくりさせてきましたが、筋を変えない巻はこうしてしっかりとつぼを押さえてくれています。
・「原作とほぼ同じ」
原作とほぼ同じ、それに尽きます。
16巻の最後で、マクベが死んでしまったのが衝撃的で、今後どうなるのだろう?と思っていたのですが、原作と同じでサプライズはありません。
宇宙に上がってから、ドレンとの戦闘→サイド6→コンスコン襲撃と、変わり映えありません。個人的にはサイド6における、テム・レイとの下りやカムランとの絡みが見所かと思います。
極論を言ってしまうと、原作を知っている人は本巻は読まなくてもいいかもしれません。ラストに向けて、これからの盛り上がりに期待します。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。